浮御堂
近江八景のひとつとして広重の浮世絵『堅田の落雁』(かたたのらくがん)に描かれる琵琶湖屈指の景勝地が滋賀県大津市の浮御堂(うきみどう)。正式には海門山満月寺といい、京都大徳寺に属する臨済宗の禅寺です。湖上に突き出した現在の…
近江八景のひとつとして広重の浮世絵『堅田の落雁』(かたたのらくがん)に描かれる琵琶湖屈指の景勝地が滋賀県大津市の浮御堂(うきみどう)。正式には海門山満月寺といい、京都大徳寺に属する臨済宗の禅寺です。湖上に突き出した現在の…
硅灰岩(けいかいせき)の岩の上に天平宝字5年(761年)に良弁(ろうべん)僧正が、聖武天皇の勅願により、開基したと伝えられる名刹が石山寺。平安時代以降は、西国三十三所第13番札所として多くの人々の尊崇を集めてきました。紫…
石山寺は滋賀の都・大津の南端に位置し、瀬田川の畔、伽藍山の麓にある名刹。3万6000坪の境内にある硅灰石(けいかいせき)からなる石灰石岩ホルンフェルスは、石光山石山寺の名前の由来となった奇岩。石灰石が高温のマグマにより形…
西国三十三所霊場のひとつで古くから観音信仰で名高い、滋賀県大津市にある石山寺は寛弘元年(1004年)、紫式部(むらさきしきぶ)が堂内に籠もり『源氏物語』須磨・明石の巻を綴った場所と伝えられます。境内の高台には源氏苑が整備…
天平宝字5年(761年)に良弁(ろうべん)僧正が、聖武天皇(しょうむてんのう)の勅願により、開基したと伝えられる名刹が滋賀県大津市の石山寺。本堂(正堂)は、永暦2年(1078年)に雷のために半焼し、永長元永長元年(109…
天平宝字5年(761年)、聖武天皇(しょうむてんのう)の勅願により良弁(りょうべん)僧正が開基したと伝えられる滋賀県大津市の古刹、石山寺。西国三十三所観音霊場の第13番札所となる真言宗の寺です。瀬田川に臨んで建つ山門の東…
西国三十三所霊場第12番札所の正法寺(岩間寺)は、滋賀県大津市の山中、京都府宇治市との境、標高443mの岩間山に建つ真言宗醍醐派の寺。岩間山正法寺が正式名で、養老6年(722年)、女帝・元正天皇(げんしょうてんのう)の3…
西国三十三観音霊場の第24番札所で、聖徳太子の創建と伝わる古刹が兵庫県宝塚市の大本山中山寺。御本尊は十一面観世音菩薩(平安初期)で、インドの勝鬘夫人(しょうまんぶにん)の姿を写した三国伝来の尊像。安産・子授けにご利益あり…
豊臣秀吉が朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の拠点とするために肥前国松浦郡名護屋(現・佐賀県唐津市)に築城の達人といわれた加藤清正などの諸将に築かせた城が名護屋城(なごやじょう)。松浦党・波多親(はたちかし)の家臣、名護屋経述(…
宇賀福神が、源頼朝の夢枕に立ち、佐助ヶ谷に湧く霊水で神を祀れば、天下太平に治まるというお告げを受けて建立された神社が銭洗弁天と通称される銭洗弁財天宇賀福神社。もとは国家鎮護のために造営されたわけなのですが、今では金運上昇…
応永22年(1415年)、日隆聖人によって創建された法華宗本門流の本山が本能寺。天正10年6月2日(1582年6月21日)、明智光秀が主君である織田信長を裏切り、信長が自刃した「本能寺の変」で広く知られています。本能寺の…
豊臣秀吉が起こした朝鮮出兵(文禄・慶長の役/1592年〜1598年)により、それまで築き上げてきた、朝鮮半島との交流は途絶。佐賀県立名護屋城博物館はそうした過去の反省に立ち、日本列島と朝鮮半島との交流の歴史を紹介し、双方…
滋賀県長浜市南部を流れる姉川の野村橋一帯は、その川が血で染まったという激戦の地、姉川古戦場。織田信長の京・上洛途中にある小谷城の城主・浅井長政(あざいながまさ)は、織田家と盟友関係にありましたが、織田軍の朝倉攻めに際して…
滋賀県長浜市の小谷山(おだにやま・標高495.1m)にあり、浅井(あざい)家が3代にわたって居城とした中世の山城で国の史跡が小谷城(おだにじょう)。大永4年(1524年)頃に浅井亮政(あざいすけまさ)が自然の地形を巧みに…
石川県七尾市、城山と通称される七尾湾を一望する標高300mほどの尾根上に位置するのが中世の山城、七尾城。七尾という名は、この山城を守る7つの尾根(松尾・竹尾・梅尾・菊尾・亀尾・虎尾・龍尾)に由来する地名です。城が築かれた…
徳川家康の命により、池田輝政が普請総奉行を務め、天下普請で築かれた篠山城。天下慶長14年(1609年)、篠山城築城と同時に完成したのが大書院です。籠城時に天守は不要という家康の考えから、天守も持たない実戦的な城でしたが、…
篠山盆地(兵庫県丹波篠山市)の中央部、笹山とよばれる小丘陵に築かれた平山城が、篠山城(ささやまじょう)。徳川家康が築城の名人・藤堂高虎(とうどうたかとら)ら5人を普請奉行に任じ、池田輝政、福島正則、毛利秀就、山内忠義ら西…
長野県小布施町(おぶせまち)にある文明4年(1472年)開基の曹洞宗の古刹が岩松院(がんしょういん)。本堂の天井に描かれた『八方睨大鳳凰図』(はっぽうにらみほうおうず)は、北斎晩年に描いた実に21畳という大きさの大作。北…