羽黒山五重塔

羽黒山五重塔

羽黒山(出羽神社)の五重塔は、平安時代に平将門(たいらのまさかど)が創建と伝えられ、文中元年(1372年)、庄内領主で羽黒山別当の大宝寺政氏(だいほうじまさうじ=武藤政氏)が大修復(再建)を行なったという記録が残されています。高さ29.0m、東北最古の五重塔といわれ、国宝。

国宝に指定された東北最古の塔

羽黒山五重塔

出羽三山神社なのになぜ五重塔かといえば、明治維新の神仏分離までは、修験の地として栄えたから。
羽黒山も羽黒権現という神仏習合だったのです。
手向(とうげ)の集落には360を数える坊が建ち並び、宿坊を営み、あるいは先達(せんだち=ガイド)などを勤めていたのです。

芭蕉も『奥の細道』途中、元禄2年6月3日(1689年7月19日)、手向に到着。
断食して潔斎した後の6月5日に2446段の石段を上り、羽黒権現に参拝しています。
神仏分離以前の出羽三山詣では、観世音菩薩を本地仏(本地垂迹説で神の正体とされる仏)とする羽黒山、阿弥陀如来の月山、大日如来の湯殿山の三関を巡って、現在、過去(死後)、未来の三世を渡ることを意味していました。

つまりは、生まれ変わり(死と再生)の意味をもった「三関三渡」(さんかんさんど)の旅だったわけです。

明治維新の廃仏毀釈までは、五重塔内に聖観音、軍荼利明王、妙見菩薩を安置していましたが、神仏分離以後は、出羽三山神社の末社・千憑社(ちよりしゃ)として大国主命を祭神として祀っています。

高さ29.2m、素木造り、柿葺き、三間五層の塔は、樹齢1000年といわれる天然記念物の爺杉(じじすぎ)と並び立ち、均整の穫れた優美な姿。

杉並木の続く参道を随神門から山頂の三神合祭殿まで歩くと所要約1時間10分(休憩20〜30分・徒歩40〜50分)。

羽黒山五重塔

羽黒山五重塔 3つのチェックポイント

国宝に指定された東北最古の塔
杉並木の続く参道途中にある
時間が許せば参道で山頂へ

羽黒山五重塔 DATA

名称 羽黒山五重塔/はぐろさんごじゅうのとう
所在地 山形県鶴岡市羽黒町手向手向7
関連HP 出羽三山神社公式ホームページ
電車・バスで JR鶴岡駅から庄内交通バス羽黒山頂行きで40分、羽黒センター下車、徒歩10分
ドライブで 山形自動車道鶴岡ICから約18km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 出羽三山神社 TEL:0235-62-2355/FAX:0235-62-2352
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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