三角西港
宮城県の野蒜港、福井県の三国港と並ぶ明治三大築港のひとつ三角西港は、宇土半島の西端、熊本県宇城市の港湾。明治20年に3年以上の歳月をかけ、当時の国家的事業として内務省嘱託オランダ人技師ローウェンホルスト・ムルデルによって…
宮城県の野蒜港、福井県の三国港と並ぶ明治三大築港のひとつ三角西港は、宇土半島の西端、熊本県宇城市の港湾。明治20年に3年以上の歳月をかけ、当時の国家的事業として内務省嘱託オランダ人技師ローウェンホルスト・ムルデルによって…
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の23構成資産のひとつが熊本県荒尾市・福岡県大牟田市にある三井三池炭鉱の万田坑跡(まんだこうあと)。三井の総力を挙げて整備された、わが国最大規模の竪坑で、明治32築の…
熊本県玉名市の菊池川の水運などを利用して栄えた港町・高瀬を流れる人工河川・高瀬裏川に嘉永元年(1848年)、町奉行・高瀬寿平が架橋した2連アーチの石橋が高瀬眼鏡橋で熊本県の文化財。全長19m、幅4.1m、アーチ径間6.7…
熊本県小国町を流れる蓬莱川に懸かる落差9mほどの滝。幅は25mあり、カーテンのように流れ落ちるその美しいフォルムと、滝の裏側に回ることのできる「裏見の滝」というフォトジェニックな点で、人気を集めています。阿蘇ユネスコジオ…
菊池市の菊池渓谷にある滝で「日本の滝百選」にも選定されているのが四十三万滝。環境省の「名水百選」に選ばれた菊池水源は菊池川の源流ですが、湧き出した水は阿蘇外輪山の外側斜面を急流となって流れ下っています。四十三万滝の落差は…
山鹿市の西隣、熊本県玉名郡和水町にある全長62mの前方後円墳が江田船山古墳。発掘当初は、わが国で最初の漢字使用例とされた国宝「銀象嵌銘大刀」の出土で有名な古墳です。75の漢字で記された文字は、「大王の恩を得て、長寿で子孫…
国の史跡である塚原古墳群を中心に、熊本市塚原歴史民俗資料館や火の君遊園地、熊本県民天文台などが整備された公園が塚原古墳公園。塚原古墳群は、昭和47年の九州縦貫自動車道開通に伴う発掘調査で全貌が明らかになり、保存運動の成果…
熊本県山鹿市にある装飾古墳で知られるチブサン古墳は、6世紀初めの古墳時代後期に築造された前方後円墳。全長45mと規模はさほどではありませが、装飾古墳として全国的に有名。横穴式石室の内部に赤、白、黒の3色で、丸や三角、菱形…
熊本県美里町を流れる緑川の本流・船津峡に架かる弘化4年(1847年)に建造された石造アーチ橋で、国の重要文化財に指定。本流の難所としても知られる船津峡に、人力のみで建造され、わずか7ヶ月で完成したと伝えられています。全長…
熊本県山都町(やまとちょう)にある全長79m、石垣総面積1802平方という日本最大の石造アーチ式水路橋が、国宝・通潤橋。嘉永7年(1854年)、白糸台地の水不足解消のために矢部郷の惣庄屋(そうじょうや)・布田保之助(ふた…
放水で有名な石造アーチ型の水路橋、国宝・通潤橋(つうじゅんきょう)見学の拠点となる山都町にある道の駅が道の駅通潤橋。熊本県道180号(南田内大臣線)沿いですが高千穂峡や延岡と結ぶ国道218号、熊本に通じる国道445号の分…
阿蘇登山道路(阿蘇パノラマライン)と呼ばれる熊本県道111号(阿蘇吉田線)ぞいにある標高984mのすり鉢状の小山が米塚。比高80mほどの美しいスコリア丘(3000年前ほど前に形成されました)で中央には直径100mの火口が…
阿蘇山中央火口丘、烏帽子岳(阿蘇五岳/1236.7m)の北麓、直径1kmほどの円形の火口跡(78万5000平方メートル)が草原となったのが草千里ヶ原。夏ならば雨水がたまってできた池の周りには放牧された牛馬が草をはむ阿蘇ら…
熊本市の中心を流れる一級河川の白川。その水源となるのが阿蘇カルデラの南部、南郷谷(南阿蘇村)の白川水源で14度の清冽な水が毎分60tも湧き出しています。藩政時代から湧水池は肥後名勝のひとつに数えられ、現在は、環境省の名水…
明治4年、神仏分離が行なわれた際に熊本城内に創建された神社が加藤神社(当時は錦山神社と称していました)。熊本城内に陸軍の熊本鎮台が置かれるということで城外の新堀町(現在の在京町)に移転しましたが、昭和37年に再び城内の本…
名古屋城、大坂城(大阪城)と並び「日本三名城」の一つ熊本城は、天正16年(1588年)に肥後半国の領主・加藤清正によって6年の歳月をかけて築かれた豪壮雄大な城。現在残る熊本城の城郭は、加藤清正が築いたものを細川時代に手直…
人吉盆地(熊本県人吉市)にある人吉城は、鎌倉時代の建久4年(1193年)、相良氏が人吉の地頭に任じられた際に築城された山城。以来、明治維新に至るまで、35代670年にわたって相良氏が城主を務めるという稀有な城となっていま…
明治23年4月4日に来日し、8月に松江中学の英語の教師となったラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、翌年小泉セツと結婚し、11月に熊本の第五高等学校(現在の熊本大学)の英語教師として赴任。熊本で最初に住んだ家が小泉八雲熊本…