姫路城・ヌの櫓
千姫もそこで時間を過ごしたという姫路城西の丸。西の丸は、多門櫓で囲まれていますが、ルの櫓と化粧櫓間にある「ヌの櫓」は、両側にカの渡櫓とヨの渡櫓がつながっています。1618(元和4)年築の全長300mにも及ぶ廊下に部屋が並…
千姫もそこで時間を過ごしたという姫路城西の丸。西の丸は、多門櫓で囲まれていますが、ルの櫓と化粧櫓間にある「ヌの櫓」は、両側にカの渡櫓とヨの渡櫓がつながっています。1618(元和4)年築の全長300mにも及ぶ廊下に部屋が並…
姫路城の玄関口は江戸時代まで、防備のため3つの門があったことが過去の絵図や文献から明らかになっています。城内へは、内堀に架かる木製の太鼓橋・桜門橋を渡り、桜門、桐二門(桐の外門)、桐一門(桐の内門)を通って入城したのが大…
中世、近世に築かれた日本の城にとって、籠城対策として、日常の生活に重要なことは水と塩の確保。城内には井戸が掘られ、塩櫓が築かれました。その両方を兼ね備えたのが姫路城の塩櫓です。連続する「ハの渡櫓」と「二の渡櫓」(ともに一…
欽明天皇の孫で、天智天皇・天武天皇の祖母にあたるのが吉備姫王(きびひめのみこ/きびひめのおおきみ)。7世紀前半の王女で、桜井皇子(欽明天皇の第六皇子)の娘。茅渟王(ちぬのおおきみ)の后で宝皇女(皇極天皇・斉明天皇)・軽王…
明日香村の吉備姫王(きびひめのおおきみ)の檜隅墓内に4体ある不思議な人面石像。1702(元禄2)年、欽明天皇陵南側、平田村池田の田から見つかり、天皇陵に置かれましたが、明治5年に吉備姫王墓内に移されています。外見から「女…
応和3年(963年)に空也上人(醍醐天皇第二皇子)が開いた真言宗智山派の古刹が六波羅蜜寺で、西国三十三所第17番札所。平安後期には平忠盛が塔頭寺院に滞在したことから、平清盛、重盛は広大な寺域に京滞在の館を築いています。重…
947(天暦元)年、巫女(みこ)の多治比文子(たじひのあやこ)らが北野の右近馬場に皇城鎮護の神として菅原道真の霊を祀ったのが始まりという古社が北野天満宮。京で起こった天変地異が道真の祟りという風評が広がり、その霊を鎮める…
山深い柳生の里(やぎゅうのさと)でも岩戸山山麓は、古来から神域と伝わる場所。深山幽谷の趣の地に、前立磐(まえたていわ)、後立磐(うしろたていわ)など天の岩戸伝説の残る巨石群があり、その一角に柳生一刀石が佇んでいます。中央…
「こんぴらさん」として親しまれる金刀比羅宮(ことひらぐう)。琴平山(象頭山/ぞうずさん)の中腹に位置し、参道の長い石段は本宮まで785段、奥社まで計1368段を数えます。明治初年まで金毘羅大権現として神仏混淆でしたが、現…
金刀比羅宮参道の785段の石段を上った先にあるのが本宮。大社関棟造檜皮葺きの建物に大物主大神(おおものぬしのおおかみ)と崇徳天皇(すとくてんのう)が祀られています。まさにここが、金毘羅信仰の根源。パワースポットの中のパワ…
金刀比羅宮(ことひらぐう)の表書院は、1659(万治1)年に建てられた入母屋造檜皮葺きの建物で、国の重要文化財。内部は7つの部屋に分かれ象頭山松尾寺金光院時代には客殿として使われていました。表書院の前に建つ四脚門も見事な…
金刀比羅宮の境内社のひとつ白峰神社は崇徳天皇(すとくてんのう)を祀った神社で、本宮から奥社に向かう途中の山上に鎮座する社。朱塗流造(しゅぬりながれづくり)檜皮葺きの美しい建物です。
金刀比羅宮の巌魂神社(いずたまじんじゃ)は一般には奥社と呼ばれ、巌魂彦命(いずたまひこのみこと)を祀る社。1368段の石段を上りきった最奥の地にあり、ここまで来る人はさすがに少なく荘厳な雰囲気に包まれています。山麓から登…
金刀比羅宮の参道石段628段に建つ旭社は総欅材、2層入母屋造銅瓦葺きで、1837(天保8)年に建てられた重要文化財。4月1日に例祭、毎月1日に月次祭が行なわれています。
金刀比羅宮(ことひらぐう)は、かつて水軍や漁民から信仰を集めた海の守り神。明治以前は神仏混淆の金毘羅大権現(象頭山松尾寺金光院)。現在は全国から参拝者が訪れ「こんぴらさん」の呼び名でも親しまれている。大門(おおもん)は2…
全国にある水天宮(すいてんぐう)の総本社が久留米にある水天宮。社伝によれば1190(建久元)年、千歳川(現・筑後川)のほとりの鷺野ケ原(さぎのがはら)に高倉平中宮(建礼門院・平徳子)に仕えていた官女・按察使局伊勢(あぜち…
雪隠(せっちん)とはトイレのこと。明日香村平田地区にある不思議な巨石が鬼の雪隠と呼ばれていますが、遊歩道を挟んだ反対側の鬼の俎(まないた)とセットになっており、鬼が付近を通る旅人を俎の上で料理し、雪隠(トイレ)で用を足し…
明日香村の丘の上にある花崗岩の謎の石造物が酒船石。長さ5.5m、幅2.3m、厚さ1mほどの巨岩ですが、岩の上の平な面に皿状の凹みと凹みを結ぶ溝があるため、酒造に用いられた、あるいは薬作りの石とも推測されていますが、誰が、…