熊野古道伊勢路 馬越峠
三重県紀北町と尾鷲市を結ぶ国道42号は天狗倉山(馬越峠/まごせとうげ)をトンネルで通過していますが、馬越峠周辺には17世紀前半に紀州藩の行なった街道整備事業で敷かれたと推定される熊野古道伊勢路の石畳が残されています。これ…
三重県紀北町と尾鷲市を結ぶ国道42号は天狗倉山(馬越峠/まごせとうげ)をトンネルで通過していますが、馬越峠周辺には17世紀前半に紀州藩の行なった街道整備事業で敷かれたと推定される熊野古道伊勢路の石畳が残されています。これ…
大阪府大東市(だいとうし)と四條畷市(しじょうなわてし)の境、標高315.9mの飯盛山に築かれた中世の山城が飯盛山城(いいもりやまじょう/大東市では飯盛城と称しています)。京や大坂を抑え、大和への進軍も可能な飯盛山城は、…
天王寺公園の北端にある小さな山が茶臼山。大阪市内で最大級の前方後円墳との説もありますが、延暦7年(788年)に和気清麻呂が上町台地を掘削したときの残土を盛った丘ともいわれています。慶長19年(1614年)の大坂冬の陣で徳…
慶長20年(1615年)、大坂夏の陣で、豊臣方は最終決戦に臨み、防御が薄くなった大坂城に籠もるのでなく、天王寺周辺に陣を敷くことに決めました。真田幸村(真田信繁)は、前年に敵将・徳川家康が陣を築いた茶臼山を本陣としますが…
天王寺公園内にある林泉回遊式庭園が慶沢園(けいたくえん)。明治時代〜大正時代に京都の平安神宮神苑、円山公園、清風荘、無鄰菴など数々の庭園を作庭した第7代小川治兵衞の施工で、飛石や橋をめぐらせ、躍動する水の動きを足下に感じ…
大阪市では住吉公園(明治6年開園)に次ぐ歴史を誇る明治42年に開園した公園が天王寺公園。昭和62年に開かれた『天王寺博覧会』を契機に平成2年に、水と緑をふんだんに取り入れた都市公園へとリニューアルされました。公園北端の茶…
大阪府枚方市にある山田池と、その周囲の豊かな自然を生かした大阪府営の公園が山田池公園。75.2haの園内には水生花園や、ハナショウブ園、アジサイ園など花木園をはじめ、オーストラリアの植物が植栽されるクイーンズランド庭園、…
大正9年、逓信省に新設された航空局が大阪で初となる民間空港の設置場所に白羽の矢を立てたのが大正区船町の木津川河口。ここに昭和4年4月1日に木津川飛行場をオープンさせたのです。木津川の河口部に空港を設置したのは当時は飛行機…
三重県の県庁所在地である津市は、中世、伊勢湾の交易を支えた三津七湊の一つ、安濃津(あのつ)に由来する地名。その安濃津を眼前に、戦国時代に築かれた城が津城(安濃津城)で、江戸時代には築城の名手・藤堂高虎により近代城郭として…
奈良県桜井市の多武峯(とうのみね)にある藤原鎌足(ふじわらのかまたり)を祀る神社が談山神社(たんざんじんじゃ)で、大宝元年(701年)創建という古社(創建当時は聖霊院という寺)。大和路随一の紅葉の名所としても知られますが…
奈良市中町にある霊山寺真言宗大本山が霊山寺(りょうせんじ)。奈良時代に行基が開山したと伝わる古刹です。弘安6年(1283年)築の本堂は鎌倉時代和様仏堂の代表作として国宝。鐘楼、三重塔、霊山寺の鎮守社だった十六所神社は国の…
奈良市尼ヶ辻町にある古墳時代初期(4世紀後半頃〜5世紀初頭)に造られた前方後円墳が垂仁陵古墳(宝来山古墳)。第10代崇神(すじん)天皇の皇子で、宮内庁から神武天皇から数えて11代目の垂仁(すいにん)天皇の御陵とされていま…
平成18年に国の重要伝統的建造物群保存地区「宇陀市松山伝統的建造物群保存地区」に選定された奈良県宇陀市の松山地区。中世に宇陀松山城の城下町として築かれ、豊臣家配下の大名によって整備された家並みです。江戸時代には天領になり…
宇陀松山伝統的建造物群保存地区の一角にある小さな門。現存する唯一の宇陀松山城(続日本100名城)の遺構で、慶長5年(1600年)の関ヶ原の合戦の功績で、福島高晴(ふくしまたかはる=福島正則の弟)が宇陀松山城に入城した際に…
宇陀松山城(「続日本100名城」選定)は、奈良県宇陀市にあった中世の山城。城下町は、宇陀松山伝統的建造物群保存地区となっています。その松山城下町の出入口にあたる西口関門(黒門)から続く大手筋正面に位置するのが春日門。町人…
奈良県大和郡山市に城跡がある大和郡山城(やまとこおりやまじょう)は天正8年(1580年)大和を統一した信長に臣従した筒井順慶(つついじゅんけい)の築城に始まる大和では最大規模の城郭。江戸時代には郡山藩の藩庁にもなった城で…
奈良県明日香村の飛鳥稲渕宮殿跡近くにある棚田が稲渕の棚田で、農林水産省の「日本の棚田百選」にも選定されています。明日香村らしく、この棚田も中世(平安~室町時代)に開墾されという歴史あるもの。300枚あまりの田畑は、奥飛鳥…
奈良県桜井市にある三輪山(467.1m)は、『古事記』や『日本書紀』に、御諸山(みもろやま)、 美和山(みわやま)、三諸岳(みもろのおか)と記され、大物主神(おおものぬしのかみ)の鎮座する山として大神神社(おおみわじんじ…