千葉県香取市香取にある全国にある香取神社の総本社で、古代には大和朝廷の東国経営の一翼を担った香取神宮。現存する香取神宮の丹塗り(にぬり)の楼門は、本殿と同じく元禄13年(1700年)に造営されたもので、国の重要文化財。
香取神宮のシンボル的な建物
3間1戸の楼門は、入母屋造り銅板葺きですが、もとは栩葺き(とちぶき)でした。
楼門内安置の随身(ずいしん=俗に左大臣右大臣)は、正面向かって右の老人像が武内宿禰(たけうちのすくね=『古事記』『日本書紀』記載の大和朝廷初期の大臣。第12代景行天皇の時に北陸・東国を視察して、蝦夷の征討を進言)、左の壮年像が藤原鎌足(ふじわらのかまたり=天智天皇の腹心で藤原氏繁栄の礎を築く)と伝えられ、香取神宮が大和朝廷の東国経営の一翼を担ったことを今に伝えています。
楼上の扁額は日露戦争で連合艦隊を率い、バルチック艦隊を破った東郷平八郎の筆。
香取神宮・楼門は、日本遺産「北総四都市江戸紀行 ~江戸を感じる北総の町並み~」の構成資産にもなっています(北総四都市=佐倉、成田、佐原、銚子)。
香取神宮・楼門 | |
名称 | 香取神宮・楼門/かとりじんぐうろうもん |
所在地 | 千葉県香取市香取1697 |
関連HP | 香取神宮公式ホームページ |
電車・バスで | JR香取駅から徒歩25分。または、JR東京駅八重洲南口から関鉄グリーンバス「あそう号」鉾田駅行きで、1時間11分、香取神宮前下車、徒歩5分。JR東京駅八重洲口から京成・千葉交通バス銚子行き小見川ルートで、1時間24分、佐原香取(香取IC)下車、徒歩15分 |
ドライブで | 東関東自動車道佐原香取ICから約1.6km |
駐車場 | 300台/無料 |
問い合わせ | 香取神宮社務所 TEL:0478-57-3211/FAX:0478-57-3214 |
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