富山

南房総にある登山に人気の双耳峰で、県立富山自然公園の中心。その名は阿波(あわ=徳島県)の忌部(いんべ)族を率いて南房総(安房=あわ)に上陸、開拓したといわれる天富命(あめのとみのみこと)に由来し(天富山が富山に転訛)、曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』の舞台にもなった名峰です。

滝沢馬琴『南総里見八犬伝』の舞台となった山

北峰(金毘羅峰/349.5m)と南峰(観音峰/342m)に分かれ、北峰には三角点と金比羅神社、十一州一覧台があり、南峰には観音堂があります。

滝沢馬琴(曲亭馬琴)の『南総里見八犬伝』では、里見家の娘の伏姫と愛犬・八房が富山に籠って暮らすという設定ですが、伏姫と八房が暮らした伏姫籠窟(ふせひめろうくつ)も西面には残されています。

伏姫籠窟入口駐車場から徒歩40分で山頂。
ただし、東山麓の吉井側からは北峰と南峰の鞍部まで舗装林道が通じていますが、西側から登山するのが一般的。

富山
富山
名称富山/とみさん
所在地千葉県南房総市合戸・吉沢
関連HP南房総市公式ホームページ
電車・バスでJR内房線岩井駅から町営路線バストミー号で富山入口下車
ドライブで富津館山道路鋸南富山ICから約4kmで伏姫籠窟入口駐車場
駐車場伏姫籠窟入口駐車場(5台/無料)
問い合わせ南房総市観光協会 TEL:0470-28-5307
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

伏姫籠窟

南房総の名峰、富山(とみさん)の西山服にある伝説の岩窟。滝沢馬琴(たきざわばきん=曲亭馬琴)の『南総里見八犬伝』では、里見義実(さとみよしざね)の娘の伏姫(ふせひめ)と愛犬八房(やつふさ)が富山に籠って暮らすという設定ですが、伝説では伏姫と

 

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