庄川峡

庄川峡

富山県砺波市・南砺市、庄川小牧ダムを中心とする渓谷で、県定公園庄川峡に指定される渓谷美を誇る一帯が、庄川峡。庄川流域は全国有数の多雨多雪地帯で、河川も日本屈指の急流河川となっています。大牧温泉(大牧温泉観光旅館)は、庄川峡遊覧船でしかアプローチできない温泉として有名です。

国道156号と庄川峡遊覧船で探勝

庄川峡
庄川峡のハイライト利賀大橋

庄川峡と称する一帯は山岳地帯の中流部から扇状地の下流部へと出る場所で、昭和5年完成の関西電力小牧ダムと昭和14年に完成した庄川合口堰堤(しょうがわごうぐちえんてい)があり、ともに国の登録有形文化財に指定。
飛騨山中や五箇山で産した木材は急流で幅の狭い庄川を筏を組んで流すことができないため、1本ずつバラバラに流す「庄川流木」が行なわれていましたが、小牧ダムの完成で、その庄川流木も終焉しています。

庄川遊覧船は、大牧温泉とを往復する「大牧温泉コース」、途中の長崎橋で折り返す周遊の「長崎橋周遊コース」の2コース。
出航は小牧ダムのダムサイト近くの小牧港から。
庄川峡で最大のビューポイントは、長崎橋よりも上流側(大牧温泉寄り)の利賀大橋なので、時間と予算が許せば「大牧温泉コース」に乗船を。
大牧温泉があるため、通年の運航で、冬は風流な雪見船になります。

4月上旬〜中旬にはエドヒガンザクラも咲き、庄川水記念公園を会場に『庄川峡桜まつり』を開催。
紅葉の名所でもあり、紅葉の見頃は例年10月下旬〜11月中旬頃。
庄川沿いを国道156号が走り、秋には紅葉観賞に最適のドライブコースに。
とくに利賀大橋は渓谷のアクセントとなるので、撮影ポイントとしても人気です。

庄川峡
庄川峡
名称 庄川峡/しょうがわきょう
所在地 富山県砺波市庄川町小牧・南砺市
電車・バスで JR砺波駅からタクシーで20分
ドライブで 北陸自動車道砺波ICから約11km
駐車場 砺波市小牧観光会館(50台/無料)を利用
問い合わせ 砺波市商工観光課 TEL:0763-33-1111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
庄川合口堰堤

庄川合口堰堤

富山県砺波市庄川町金屋、一級河川・庄川にある18ヶ所のダムのうち、最も下流に位置するダム(堰堤)が庄川合口堰堤(しょうがわごうぐちえんてい)。庄川合口ダム、舟戸ダムとも呼ばれますが正式名は庄川合口堰堤。昭和14年に完成した重力式コンクリート

小牧ダム

小牧ダム

富山県砺波市庄川町小牧にある水力発電用のダム(重力式コンクリートダム)が小牧ダム。昭和5年、庄川に築かれたアーチ曲面の美しい重力式ダムで、堤高79.2mで完成当時は「東洋一のダム」。アメリカの技術者を招聘して築かれたダムは、経済産業省の近代

庄川水記念公園

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庄川ウッドプラザ

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利賀大橋

利賀大橋

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