宮島・大聖院『秋季大祭(火渡り式)』|2024

宮島・大聖院『秋季大祭(火渡り式)』

2024年11月15日(金)11:00~、広島県廿日市市、信仰の島・宮島のルーツといえる古刹、大聖院(だいしょういん)で『秋季大祭(火渡り式)』が開催。大聖院は、真言宗御室派の大本山。秋季大祭には炭火の上を裸足で歩き無病息災を祈願する柴灯護摩供養(火渡り式・火渡り神事)が行なわれます。

霊火堂の「消えずの霊火」から採火

宮島・大聖院『秋季大祭(火渡り式)』

火渡り式は真言密教の秘法儀式で、貞観年間(832年~909年)、聖宝理源大師(しょうほうりげんだいしが大和峯山醍醐寺で修行中、柴で護摩秘法を行ない、毒蛇を退治したことが始まりなのだとか。

大聖院では、空海が弥山で修行して以来、1200年間にわたって燃え続けている弥山(みせん)・霊火堂の「消えずの霊火」から移された霊火を炉壇に点火し、積んだ檜の青葉を燃やします。

大導師が最初に渡り、その後、僧侶、山伏、信者、参拝者の順でそれぞれの大願成就(たいがんじょうじゅ)を唱えながら素足で渡ります。
希望すれば見物客も火渡り式に参加できます。

11:00〜大般若転読法要(だいはんにゃてんどくほうよう)
13:00~柴灯大護摩経(さいとうだいごまきょう)
14:00~火渡り式。

大聖院では4月15日の『三鬼大権現春季大祭』にも火渡り式が行なわれています。

11月16日(土)~11月24日(日)には大聖院は『もみじ祭り』も行なわれ、17:30~19:00(金・土曜は21:00まで)には『紅もみじライトアップ』も実施。

宮島・大聖院『秋季大祭(火渡り式)』
宮島・大聖院『秋季大祭(火渡り式)』|2024
開催日時 2024年11月15日(金)11:00~、毎年11月15日(日)
所在地 広島県廿日市市宮島町滝町210
場所 大聖院
関連HP 大聖院公式ホームページ
電車・バスで JR宮島口駅からJR連絡宮島航路または松大観光船で10分、宮島桟橋下船、徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道廿日市ICから約4.7km。または、大野ICから約5kmで宮島口
駐車場 宮島口市営駐車場(166台/有料)・もみじ本舗駐車場(500台/有料)
問い合わせ 大聖院 TEL:0829-44-0111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
大聖院

大聖院

広島県廿日市市の宮島(厳島)にある真言宗御室派の大本山が大聖院。宮島で最古の歴史を有する寺で、神仏習合の明治初年までは、厳島神社を管理する別当寺でした。つまりは、神仏分離、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れるまで、厳島神社を始め、周辺は大聖院の伽藍だっ

霊火堂

霊火堂

宮島の弥山山上にある真言宗御室派の大本山大聖院の弥山本堂。その求聞持堂(ぐもんじどう)のすぐ前にあるのが不消霊火堂(きえずのれいかどう)。空海が100日間の修行を行なった当時から、1200年を経て燃え続けている「不消の火」(きえずのひ)が納

 

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