大雄山最乗寺への参詣鉄道がルーツ! 伊豆箱根鉄道大雄山線の魅力とは!?

伊豆箱根鉄道大雄山線

東海道本線、東海道新幹線、そして小田急線の小田原駅から、北側への伸びる私鉄の路線をご存知でしょうか? これが伊豆箱根鉄道・大雄山線(だいゆうざんせん)。もともと大雄山最乗寺への参詣鉄道として大正14年10月15日、大雄山鉄道が開業したのが始まりです。ローカル私鉄ならではの、その魅力を紹介。

令和7年10月、開業100周年を迎えた歴史ある路線

伊豆箱根鉄道大雄山線
終点の大雄山駅

関東に限らず、大都市近郊の私鉄は、有名社寺への輸送を目的に開業したものが多いのが特徴。
たとえば京急は川崎大師への旅客輸送がルーツで、東武も西新井大師への東武大師線、京成も京成金町線は、柴又帝釈天と金町駅を結ぶ帝釈人車鉄道がその前身です。
東武日光線も日光東照宮・輪王寺・二荒山神社への足、京成ももともとは成田山新勝寺を結ぶ鉄道として敷設されています。

東海道線の小田原からの参詣者を大雄山最乗寺へと運ぶために開業した大雄山鉄道ですが、昭和8年に箱根土地(現在の西武・プリンスホテルズワールドワイド)が買収、西武フループの一員となります。
昭和16年に三島と伊豆長岡を結ぶ駿豆鉄道(現・伊豆箱根鉄道駿豆線)に吸収合併され、昭和32年6月1日には伊豆箱根鉄道と改称しています。

開業時は、大雄山最乗寺(道了尊)への旅客輸送が中心でしたが、戦後は沿線に富士フイルムなどの工場も誕生し、通勤通学の足として発展してきました。

使用される車両は、伊豆箱根鉄道5000系電車。
第5編成(平成2年製造5505編成「ミント・スペクタクル・トレイン」)以降の車両であれば、関東地方では数少ない転換クロスシートを採用したセミクロスシートで、こちらは鉄道ファンならずとも注目です(第4編成まではロングシート)。
ロングシートが主体の関東のローカル私鉄にあって、貴重なクロスシートでの旅が楽しめるのです。

この大雄山線、昭和48年9月15日に優先座席制(シルバーシート)を導入。
実は中央線快速電車とともに日本で最初のシルバーシート導入路線となっています。

なお、大雄山駅から大雄山最乗寺(道了尊)へは、伊豆箱根バスが運行されています。
大雄山線(小田原~大雄山間)が1日乗り降り自由の大雄山線1日フリー乗車券「金太郎きっぷ」も発売され、道了尊売店で呈示すると、観光土産品を5%引きの特典も。
ただし大雄山駅〜道了尊最乗寺間のバス路線はフリー区間外となっています。

大雄山最乗寺への参詣鉄道がルーツ! 伊豆箱根鉄道大雄山線の魅力とは!?
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大雄山駅

大雄山駅

神奈川県南足柄市関本にある伊豆箱根鉄道大雄山線の終着駅が、大雄山駅(だいゆうざんえき)。道了尊で有名な最乗寺への参詣鉄道として、大正14年10月15日、大雄山鉄道の駅として開業。令和7年に開業100周年を数える路線で、大雄山駅は関東の駅百選

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