1月7日は人日の節句で、七種粥(七草がゆ)。ラジオドラマ『赤胴鈴之助』放送開始の日、長尾寺『大会陽』(さぬき市)、崇禅寺『七草粥会』(桐生市)、中島海岸『ぼん天立て』(木更津市)、菅原神社『流鏑馬神事』(君津市)、夕霧太夫(初代)の没日で夕霧忌。聖徳太子の千円札(B号券)発行は昭和25年の1月7日。
人日の節句・七種粥(七草がゆ)
旧暦1月7日は人日の節句で、その朝にセリ(芹)、ナズナ(薺)、ゴギョウ(御形=母子草)、ハコベラ(繁縷)、ホトケノザ(仏の座=小鬼田平子/キク科)、スズナ(菘=蕪)、スズシロ(蘿蔔=大根)の「春の七草(七種)」を具材とする粥(かゆ)を味わい、その一年の無病息災を願う風習がありました。
正月最初の子の日に野原に出て若菜を摘む風習があったことがルーツ。
崇禅寺『七草粥会』|桐生市
群馬県桐生市の崇禅寺(そうぜんじ)で『七草粥会』を開催。
『赤胴鈴之助』放送開始
昭和32年1月7日、ラジオ東京(現・TBSラジオ)でラジオドラマ『赤胴鈴之助』の放送開始(全42回)。
公募で選ばれた当時小学生の吉永小百合(千葉さゆり役)や藤田弓子(しのぶ役)が出演。
主題歌『赤胴鈴之助の歌』(剣をとっては 日本一に 夢は大きな 少年剣士♪)は、作詞・藤島信人、作曲・金子三雄、歌・河野ヨシユキ、宮下匡司、上高田少年合唱団。
長尾寺『大会陽』|さぬき市
香川県さぬき市の四国八十八ヶ所霊場第87番札所・長尾寺で福餅を争奪する「福奪」、そして巨大鏡餅をどれだけ持ち運べるかを競う「力餅運搬競技大会」が行なわれる『大会陽』(だいえよう)を開催。
中島海岸『ぼん天立て』|木更津市
木更津市の中島海岸で『ぼん天立て』が行なわれます。
毎年、1月7日未明(日の出時刻)、中島区の若衆たちが掛け声も勇ましく厳寒の海へ飛び込んで、5m余りの孟宗竹の先に御幣(ごへい)を付けた「梵天」を海中に立てるという勇壮な行事。
国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選定。
菅原神社『流鏑馬神事』|君津市
千葉県君津市の菅原神社で『流鏑馬神事』(やぶさめしんじ)。元禄年間(1688年~1704年)、時の領主が祭祀料を供進し、流鏑馬の神事を行ない、武道を奨励し、五穀豊穣を祈願した事が始まりと伝わる歴史ある神事です。
住吉大社『白馬神事』|大阪市
大阪市の住吉大社で『白馬神事』(あおうましんじ)が行なわれます。
国家安泰を祈る祝詞を奏上した後に2名の神職とともに、神馬「白雪号」が各本宮を巡拝。さらに第一本宮~第四本宮の周囲を駆け廻る神事。
正月に白馬(あおうま)を見ると邪気を払いその年の無病息災が約束されると言い伝えられています。
夕霧忌
京の花街・島原と大坂の新町廓で人気だった夕霧太夫(初代)は、延宝6年1月7日(1678年2月27日)没。
夕霧とその情人・藤屋伊左衛門とを主人公とする近松門左衛門の浄瑠璃『夕霧阿波の鳴渡』(夕霧の三十三回忌に執筆)など浄瑠璃・歌舞伎などの作品が多く作られ、「夕霧忌」として俳句の季語にもなっています。
墓所は大阪の浄国寺(大阪市天王寺区下寺町1-2-36)、京都の清涼寺。
聖徳太子の千円札(B号券)発行
昭和25年1月7日、聖徳太子の肖像画を使って千円札(B号券)が発行されました。
印刷技術の向上により偽造が多くなったため、昭和38年11月1日に伊藤博文の肖像を用いたC号券が発行されました。
その後、夏目漱石のD号券、現在の野口英世のE号券と続きます。
1月7日生まれの有名人は?
作家の山崎朋子、歌舞伎の5代目片岡我當、俳優・柳生博、女優・吉田日出子、歌手・水木一郎、俳優・ニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)、お笑い芸人・住田隆、女優・彩輝なお、女優・高橋由美子、歌手・菅崎茜ほか。
1月7日生まれの誕生花は?
チューリップ、エリシムム(蝦夷すずしろ)、雪割草
明日は何の日? 昨日は何の日?
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