1月12日【今日は何の日?】

1月12日は、桜島大噴火の日。大正3年1月12日に始まった桜島の大噴火で大量の溶岩が流失し、それまで島だった桜島は陸続きとなったのです。オーストリア=ハンガリー帝国の軍人のレルヒ少佐が、スキーを伝授した日、そして江戸時代に大奥を震撼させた絵島生島事件の起こった日です。

桜島大噴火

大正3年1月12日、桜島が大爆発を起こし、噴出した溶岩流により大隅半島と陸続きとなりました。
大正の大噴火以前は桜島にはなんと2万1000人が居住していました。
全長1kmに及ぶ溶岩遊歩道の途中にある有村溶岩展望所(TOPの画像)は、大正3年の大爆発で流出した溶岩原の小高い丘にあり、360度広がる眺めが望めます。
桜島島内にある腹五社神社の鳥居は、大正噴火後たった1日のうちに軽石や火山灰に埋め尽くされ、高さ3mの鳥居が、今は笠木部分の1mを地上に見せるのみとなっています。
これが観光スポットにもなっている黒神埋没鳥居(鹿児島市黒神町の黒神中学校横)です。
また、桜島の西海岸では沖合にあった烏島が溶岩流に飲み込まれ、今では大正溶岩の岩海上の展望台になっています。

溶岩なぎさ遊歩道

溶岩なぎさ遊歩道

2018年1月7日
烏島展望所

烏島展望所

2018年1月7日
有村溶岩展望所

有村溶岩展望所

2018年1月7日
黒神埋没鳥居

黒神埋没鳥居

2018年1月7日

スキーの日

明治44年1月12日、オーストリア=ハンガリー帝国の軍人のレルヒ少佐(Theodor Edler von Lerch)が新潟県の高田陸軍歩兵聯隊の青年将校にスキーの指導を行い、日本人が初めてスキーを行ないました。
レルヒ少佐は、日露戦争でロシア帝国に勝利した日本陸軍の研究のため、1910年11月30日に交換将校として来日。
陸軍はレルヒ少佐の卓越したスキー技術に注目。
新潟県中頸城郡高田(現・上越市)にあった第13師団歩兵第58連隊の営庭を利用し鶴見宜信大尉ら14名のスキー専修員に技術を伝授しました。
これが近代スキーの始まりとされています。
1月12日にはレルヒ少佐顕彰会が上越市の金谷山スキー場で行なわれるほか、2月第1土・日曜には『レルヒ祭』を開催。
また、上越市の金谷山スキー場にはレルヒ少佐の功績を伝える「日本スキー発祥記念館」が建っています。

レルヒ少佐(Theodor Edler von Lerch)
レルヒ少佐(Theodor Edler von Lerch)
日本スキー発祥記念館

日本スキー発祥記念館

2020年11月12日
レルヒ祭

レルヒ祭(新潟県上越市)

2018年1月8日

渋川初市

毎年1月12日に、群馬県渋川市では『渋川初市』が開催され、縁起物のだるまや招き猫、繭玉飾りなどを売る露店が並びます。

渋川初市(渋川市)

渋川初市|渋川市

2018年12月29日

絵島、大奥の門限に遅れる(絵島生島事件)

正徳4年1月12日(1714年2月26日)、江戸城大奥御年寄の絵島(正しくは江島)が芝居小屋・山村座にて生島新五郎の歌舞伎を見物。
絵島は生島らを茶屋に招いて宴会を開いたが、宴会に夢中になり大奥の門限に遅れるという大失態。
絵島は生島との密会を疑われ、評定所から死一等を減じての遠島(島流し)を申し渡されました。
結局、信濃高遠藩(現在の長野県伊那市高遠町)の預かりとなり、絵島は高遠の屋敷に幽閉。
寛保元年(1741年)没。
墓所は高遠の蓮華寺。

蓮華寺

蓮華寺

2018年1月7日

1月12日生まれの有名人は?

ミュージシャン・かまやつひろし、キャスター・橋本大二郎、小説家『ノルウェイの森』・村上春樹、タレント・楠田枝里子、落語家・春風亭正朝、俳優・立原啓裕、歌手・尾形大作、漫画家『SLAM DUNK』『バガボンド』・井上雄彦、歌手・石原詢子、サッカー・澤登正朗、女優・中谷美紀、ミュージシャン・藤巻亮太、モデル・田中美保、お笑い芸人・イモトアヤコ、歌舞伎役者・6代目市村竹松、『2001年宇宙の旅』のコンピュータ「HAL9000」、歌手・光井愛佳、女優・橋本愛ほか。

1月12日生まれの誕生花は?

庭薺(ニワナズナ)、福寿草、春山茶花(ハルサザンカ)

明日は何の日? 昨日は何の日?

1月13日【今日は何の日?】

2015年12月29日

1月11日【今日は何の日?】

2015年12月28日

 

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