2024年9月21日(土)~9月22日(日・祝)11:00〜19:00、千葉県習志野市の津田沼公園を会場に『習志野ドイツフェア&グルメフェスタ2024』が開催。ご当地グルメの習志野ソーセージやドイツビール、本場のドイツグルメなどを堪能できます。例年、ステージイベントでは、アルプス音楽団によるドイツ音楽も。
捕虜が伝えた当地グルメ「習志野ソーセージ」も販売
『習志野ドイツフェア&グルメフェスタ』は、習志野市とゆかりの深いドイツとの歴史的交流を紹介するとともに、JR津田沼駅南口地域の活性化および市内産業の振興をはかることを目的として開催。
100年前ほどにドイツ海軍一等水兵でソーセージ職人・カール・ヤーン(Karl Jahn)らにより伝わったソーセージ製法をもとに、味を現代風にアレンジした新たなご当地グルメ「習志野ソーセージ」。習志野商工会議所では、ドイツ式ソーセージの製造法が習志野市内で伝えられたという歴史的事実とレシピを元に、現代風に食べやすくアレンジして「習志野ソーセージ」を復活させています。
これが新しい習志野市のご当地グルメとなっていて、2023年には、「ちば文化資産」にも選定。
習志野とドイツの深い関係とは!?
第一次世界大戦では、日本は日英同盟により連合国として参戦、そのため1914年11月には日本軍の猛攻の前に中国・山東省のドイツ租借地・チンタオ(青島)のドイツ軍は降伏。
5000名のドイツ将兵が捕虜となり、日本に送られ、久留米、福岡、徳島など12の捕虜収容所に収容されました。
1915年9月〜1920年1月にかけての4年4か月の間、習志野俘虜収容所(ならしのふりょしゅうようじょ)には1000名ほどのドイツ軍人が収容されていました(日本に向けて親善訪問の途中で開戦に巻き込まれてしまったオーストリア・ハンガリーの軍艦「カイゼリン・エリーザべト」の乗組員も含まれています)。
勤勉なドイツ人捕虜たちは、収容所内に畑を作り、さらにはビールまで醸造してビアパーティーを開いていました。
また、習志野捕虜オーケストラは、所内でたびたび演奏会を開いていたのです。
周辺の主婦は洗濯物の請負に収容所に通い、肉の仕入れに出たドイツ兵は肉屋にハムやマヨネーズの製法を伝授したのです。
習志野ドイツフェア&グルメフェスタ2024 | |
開催日時 | 2024年9月21日(土)〜9月22日(日)11:00〜19:00、予備日9月23日(月・振替休) |
所在地 | 千葉県習志野市谷津1-16地先 |
場所 | 津田沼公園(モリシア津田沼前) |
関連HP | 習志野市公式ホームページ |
電車・バスで | JR津田沼駅南口から徒歩2分 |
問い合わせ | 習志野市産業振興課 TEL:047-453-7395 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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