路線図にない貨物線を走行! 臨時特急「鎌倉」を運転

臨時特急「鎌倉」

2024年5月18日(土)~6月30日(日)の土・日曜6月7日(金)・6月14日(金)・6月21日(金)・6月28日(金)、臨時特急「鎌倉」、「鎌倉平日おさんぽ号)」が運転されます。武蔵野線・吉川美南駅〜鎌倉駅を結ぶ臨時特急で、注目は府中本町駅~鶴見駅間で、路線図にない貨物線(通称・武蔵野南線)を走る点です。

6月の金曜日には臨時特急「鎌倉(平日おさんぽ号)」も運転

臨時特急「鎌倉」

もともとは1990年に運転が始まった東北本線小山駅発着の「ホリデー快速鎌倉」がルーツで、始発が大宮駅、南越谷駅に変更となり、さらに2021年秋から現在の武蔵野線・吉川美南駅発着になっています。
2022年秋から特急に格上げされていますが、武蔵野線〜貨物線(武蔵野南線)〜東海道本線〜横須賀線という走行ルートに変わりはありません。

土・日曜に運転の臨時特急「鎌倉」は、吉川美南駅(7:48発)~鎌倉駅(9:36着)、鎌倉駅(16:23発、3月16日以降は16:24発)~吉川美南駅(18:10着)

6月7日(金)・6月14日(金)・6月21日(金)・6月28日(金)運転の臨時特急「鎌倉(平日おさんぽ号)」も運転され、吉川美南駅(8:33発)〜鎌倉駅(10:34着)、帰路が鎌倉駅(15:33発)〜吉川美南駅(17:32着)で、もちろん片道のみの利用も可能です。

停車駅は、吉川美南駅〜南越谷駅〜武蔵浦和駅〜北朝霞駅〜新秋津駅〜西国分寺駅〜横浜駅〜北鎌倉駅〜鎌倉駅で、鶴見駅ではホームのない線路上で運転停車し、乗務員を交代が行なわれます。
横浜駅では横須賀線ホームではなく、東海道線ホームに入り、戸塚駅構内で横須賀線の線路に入ります。
鎌倉駅では折り返し機能がないため、逗子駅まで回送され(逗子駅にある留置線に入線)、上り列車も逗子駅〜鎌倉駅は旅客の取り扱いを行ないません。

貨物線にはJR東日本の営業キロの設定がないため、運賃(乗車券)は南武線南多摩駅・武蔵小杉駅・品鶴線新川崎駅経由の乗車券ということになります。

2024年の初夏に運転の臨時特急「鎌倉」は、勝田車両センター所属のE653系7両編成(全車指定席)ということもあって鉄道ファンにも注目されています。
かつて「フレッシュひたち」に使用されていたもので、2024年3月の運転時には485系常磐線特急「ひたち」の塗装イメージを施した「国鉄色」塗装のE653系(K70編成)が使用されています。

グリーン車は、1列+2列の3列シートの豪華版です。
しかもE653系のグリーン車は、「普通車2席分」を「グリーン車1席分」としているため、シートピッチはなんと1820mm(一般的なグリーン車は1160mm)、リクライニングシートの「全倒し」が可能となっています。

臨時列車にも関わらず、JR東日本の「えきねっと」では、35%割引の「在来線チケットレス特急券(トク割)」(普通車用)が設定されており、武蔵浦和・西国分寺〜鎌倉は960円、吉川美南・南越谷〜鎌倉は1220円 となっています。

臨時特急「鎌倉」
E653系の豪華なグリーン車
路線図にない貨物線を走行! 臨時特急「鎌倉」を運転
開催日時 2024年5月18日(土)~6月30日(日)の土・日曜、6月7日(金)・6月14日(金)・6月21日(金)・6月28日(金)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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