櫛田神社

櫛田神社

天平宝字元年(757年)に伊勢・松坂(現在の三重県松阪市)の櫛田神社から大幡大神(櫛田大神)の分霊を勧請して創建と伝えられている古社(平清盛創建という説もあります)が福岡市博多区に鎮座する櫛田神社。博多の総鎮守として信仰を集めてきました。博多っ子からは「お櫛田さん」の愛称で親しまれています。

『博多祇園山笠』はこの櫛田神社祇園例大祭が正式名

櫛田神社
楼門の額「威稜」は「いつ」と読み天皇の威光という意味

創建に関しては現在、平安時代末期、平清盛が所領の肥前国神埼の櫛田宮を、日宋貿易の拠点とした博多に勧請したという説が有力となっています。

天慶4年(941年)、藤原純友の乱(ふじわらのすみとものらん=瀬戸内で朝廷に対し起こした反乱で、大宰府も襲撃されています)が勃発の際に、追捕山陽南海両道凶賊使長官として京から九州へ派遣された小野好古(おののよしふる)が乱を鎮めるために京の祇園社(現在の八坂神社)に祈願し、その後、素盞嗚大神(祇園大神)を勧請したのが、『博多祇園山笠』のルーツ。

祭神は正殿に大幡大神(櫛田大神)、左殿に天照皇大神(大神宮)、右殿に素盞嗚大神(祇園大神)の三神で拝殿には3つの鈴が並んでいます。

現在の社殿は豊臣秀吉が整備以降のもの

櫛田神社
7月の『博多祇園山笠』
櫛田神社
2月の節分で設置される、日本一大きな「おたふく面」

現在の社殿は豊臣秀吉による博多の復興の際に整備されたもの。
櫛田神社が有名なのは、5月の『博多どんたく・松囃子』、7月の『博多祇園山笠』、10月の『博多おくんち』と福岡を代表する数々の祭が行なわれるから。

とくに『博多祇園山笠』のフィナーレを飾る「追い山」のスタート地点として有名で、隣接の博多歴史博物館では飾り山笠などが常設展示されています。
2月の節分も賑やかで、日本一大きな「おたふく面」設置され、知名士による豆まきが行なわれています。

境内には、樹齢1000年と伝わる大イチョウが茂り、博多祝い唄に「さても見事な櫛田のぎなん」と唄われています。
楼門の天井に吊り下げられる干支恵方盤は、毎年大晦日に新しい年の恵方を示すように矢印が回転され、その年の恵方がわかるのでお見逃しなく。
博多備荒米の碑、有名力士が持ち上げた力石、霊泉鶴の井戸などがあるので、あわせて見学を。

ちなみに中世には西側には冷泉津(れいぜいつ)と呼ばれる海が、櫛田神社に迫っていました。

櫛田神社
楼門の干支恵方盤はその年の恵方を示す
櫛田神社
名称櫛田神社/くしだじんじゃ
所在地福岡県福岡市博多区上川端町1-41
関連HP福岡市公式ホームページ
電車・バスで福岡市営地下鉄空港線祇園駅から徒歩5分。または、JR博多駅から徒歩16分
ドライブで福岡都市高速呉服町ランプから約1km
駐車場120台/参拝の場合30分まで無料、御祈願の場合1時間30分まで無料、以降有料
問い合わせ櫛田神社 TEL:092-291-2951
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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