『からたちの花』、『雨ふり』などの詩集で有名な北原白秋(きたはらはくしゅう)は、明治18年1月25日(戸籍は2月25日)に山門郡沖端村石場五五番地(現・柳川市沖端町55)の海産物問屋に生まれ、明治37年(20歳)まで柳川で過ごしています。母屋を昭和44年に修復し、北原白秋生家として保存しています。
柳川市に残る生家の母屋を保存
藩政時代には柳川藩御用達の海産物問屋で、柳川でも一、二を争う豪商だったという生家は、明治34年に大半を焼失。
店先には酒樽がずらりと並んでいるのは、枡で計り売りをする酒造業を営んでいたから。
最盛期には毎年3000石の酒を醸していたのだとか。
昔懐かしい土間には白秋の遺品や著書が飾られ、白秋が勉強部屋として使っていたという大きな離れの書斎からは、裕福だった子供時代を伺い知ることができます。
隣接して「北原白秋記念館」が立っています。
矢留小学校(旧矢留尋常小学校)は北原白秋が通った小学校。
なお北原白秋の墓所は多磨霊園(東京都府中市)にあります。
なお、柳川市では毎年1月25日に『白秋生誕祭』が行なわれています。
北原白秋生家 | |
名称 | 北原白秋生家/きたはらはくしゅうせいか |
所在地 | 福岡県柳川市沖端町55-1 |
関連HP | 北原白秋記念館公式ホームページ |
電車・バスで | 西鉄柳川駅から南筑交通バス沖ノ端行きで15分、御花前下車、徒歩5分 |
ドライブで | 九州自動車道みやま柳川ICから約11km |
駐車場 | 柳川市白秋観光駐車場(40台/有料) |
問い合わせ | 北原白秋生家 TEL:0944-72-6773 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag