福岡県福岡市博多区上川端町、櫛田神社に隣接の角地に建つ創業明治15年という、うどん屋が、かろのうろん。店名は「角のうどん」が、いつしか訛ってついたのだとか。博多で麺類といえば、ラーメンと連想しがちだが、実はうどんも圧倒的な支持を受けており、昔と変わらぬ味わいのこの店も根強い人気です。
コシがない柔らかな博多のうどんを代表する老舗
博多のうどんの歴史は古く、諸説あり定かではありませんが、承天寺の開山で、後に京都五山の東福寺も開いた禅僧・円爾(えんに)が、宋から帰国した鎌倉時代に、うどんやそば、まんじゅうなどの製法をもたらした、という話が信じられています。
博多のうどんは、他の地方に比べてコシがなく柔らかいというのが、最大の特徴。
博多っ子は、「コシのあるうどんなんて、うどんではない」と断言するほどのこだわりがあります。
「かろのうろん」では地場産の小麦と塩水を一晩寝かせて手打ちした、自家製麺を使用。
つゆの素材も厳選され、玄界灘のいりこに羅臼昆布(らうすこんぶ=ダシ昆布では最上級)、鰹節(かつおぶし)で取ったダシに薄口醤油を合わせており、西国風の澄んだ色合い。
定番メニューは、ゴボウをカリッと揚げたごぼう天や、丸天(白身魚のすり身揚げ)をのせたうろん(うどん)。
観光客には「からし明太子うろん」も人気です。
かろのうろん | |
名称 | かろのうろん/かろのうろん |
所在地 | 福岡県福岡市博多区上川端町2-1 |
電車・バスで | 福岡市営地下鉄空港線祇園駅から徒歩5分。または、JR博多駅から徒歩16分 |
ドライブで | 福岡都市高速呉服町ランプから約1km |
駐車場 | 櫛田神社駐車場(120台/有料) |
問い合わせ | かろのうろん TEL:092-291-6465 |
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