若戸渡船

若戸渡船

北九州市の若松区(若松渡場=若松区本町1丁目/JR若松駅から徒歩20分)と戸畑区(戸畑渡場=戸畑区北鳥旗町/JR戸畑駅北口から徒歩10分)を3分で結ぶ北九州市営の渡船が若戸渡船(北九州市営若戸航路)。「第十八わかと丸」(38t)、「くき丸」(19t)が就航し、自転車を載せることも可能です。

年間50万人ほどが利用する洞海湾を渡る貴重な足

明治維新前から若松の地主・山本喜七郎一族が運航した「大渡川渡船」が前身という歴史ある渡船です。
戸畑側は明治22年に戸畑村営に、若松側は明治37年に若松町営渡船となったもの。
大正8年に当時の若松市と戸畑町の共同経営となり若戸共同渡船という名称に。

昭和37年に若松港(現・北九州港)に若戸大橋が完成しましたが、北九州市に移行後も貴重な足として現存しています。
若戸大橋開通前年には100万人の利用がありましたが、近年でも50万人ほどの利用があります。

平成23年1月から就航した「第十八わかと丸」は、2階デッキを完備、さらに冷暖房完備(1階客室内)とミニクルーズが存分に楽しめる仕様に(貸し切りクルーズにも対応)。

戸畑渡場、若松渡場ともに駐車場がないので近隣の有料駐車場の利用を。
ドライブ途中での利用の場合は若松渡場近くの有料駐車場に車を入れるほうが便利(観光スポットも多く、乗り場もわかりやすい)。

若戸航路のほか、北九州市産業経済局観光部渡船事業所の管理する渡船には小倉航路(小倉~馬島~藍島航路)があります。

若戸渡船
若戸渡船
「第十八わかと丸」
若戸渡船
「くき丸」
若戸渡船
名称若戸渡船/わかととせん
所在地福岡県北九州市戸畑区北鳥旗町11-1・若松区本町1-15-21
関連HP北九州市公式ホームページ
電車・バスでJR戸畑駅から徒歩10分で戸畑渡場。JR若松駅から徒歩20分で若松渡場
ドライブで北九州都市高速戸畑ランプから約1.8kmで戸畑渡場。北九州都市高速若戸大橋口ランプから約1.2kmで若松渡場
駐車場周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ北九州市産業経済局総務政策部渡船事業所 TEL:093-861-0961
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
旧古河鉱業若松ビル

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若戸大橋

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若松渡場(若戸渡船)

若松渡場(若戸渡船)

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戸畑渡場(若戸渡船)

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