志免鉄道記念公園

志免鉄道記念公園

福岡県糟屋郡志免町(しめまち)、国鉄・香椎線旅石支線(たびいししせん)と勝田線の志免駅跡を公園にしたのが、志免鉄道記念公園。明治42年8月1日、博多湾鉄道(後の国鉄香椎線旅石支線)の駅として開業した歴史ある駅で、石炭輸送に活躍しましたが、昭和60年4月1日に勝田線の廃線とともに廃駅となっています。

国鉄香椎線(旅石支線)、勝田線の志免駅跡を公園に

志免鉄道記念公園

博多湾鉄道は、明治39年、志免村(現・志免町)で海軍炭鉱第五坑が採炭を開始したことから、明治42年8月1日、博多湾鉄道の酒殿駅〜志免駅間が延伸開通し、志免駅が開業。
海軍からの要請で海運業にも参入し、社名を博多湾鉄道汽船に変更しています。
当初の本店は東京市京橋区銀座に置き、資生堂創業者・福原有信(ふくはらありのぶ)も株主に名を連ねていました。

博多湾鉄道の志免駅に伸びる線は、戦後に国鉄の香椎線旅石支線となりますが、昭和35年12月15日に志免駅〜旅石駅間が廃止に。

最後まで残された勝田線の前身は、筥崎宮、宇美八幡宮、太宰府天満宮への参拝客を運ぶ目的で敷設された筑前参宮鉄道ですが、宇美村の筑前勝田駅以遠は、延伸されることなく、実際には石炭輸送で活躍した線です。
旅客輸送よりも石炭輸送に重きを置いた鉄道で、勝田線の廃線跡も緑道として整備されています。

往時の志免駅のホームも現存していますが、福岡県道91号(志免須恵線)で分断されています。

志免鉄道記念公園の東側にある志免鉱業所竪坑櫓は、昭和18年に海軍炭鉱の竪坑櫓として建設されたもので、国の重要文化財に指定されています。

志免鉄道記念公園
志免鉄道記念公園
名称 志免鉄道記念公園/しめてつどうきねんこうえん
所在地 福岡県糟屋郡志免町志免中央2-7
関連HP 志免町公式ホームページ
ドライブで 九州自動車道須恵スマートICから約2km
駐車場 7台/無料
問い合わせ 志免町都市整備課 TEL:092-935-1001
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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