福岡県大牟田市西宮浦町、JR・西鉄大牟田駅の東側1kmほどのところ、大牟田川沿いにある公園が、宮浦石炭記念公園。昭和43年に閉坑した三池炭鉱宮浦坑の跡を公園として保存したもので、明治21年生まれの巨大煙突「旧三池炭鉱宮浦坑煙突」(国の登録有形文化財)などが現存しています。
三池炭鉱宮浦坑の跡を公園として保存
宮浦坑は明治21年に操業を開始していますが、ボイラー排煙施設の煙突も明治21年3月に完成。
大正12年に開坑した大斜坑は、日本で初めてベルトコンベアによる連続揚炭を実用化した坑口で、以降も三池炭鉱の主力坑口として合計して4000万tの石炭を産出しています。
周辺には、三池染料工業所、三池製錬所など、石炭を原料とする化学コンビナートが形成されていますが、日本最古の化学コンビナートとなっています。
園内には、高さ31.2m、上部直径2.9m、基部直径4.3mの大煙突、宮浦大斜坑坑口が保存されているほか、地底への往復に実際に使用されていた人車とプラットホーム、採炭機械も展示され、石炭産業で栄えた大牟田の歴史を学ぶことができます。
ちなみに『炭坑節』に唄われる煙突のルーツは、田川市の旧三井田川鉱業所第1・第2煙突(国の登録有形文化財、経済産業省の近代化産業遺産)で、高さは45.45mもあります。
画像協力/大牟田市
宮浦石炭記念公園 | |
名称 | 宮浦石炭記念公園/みやうらせきたんきねんこうえん |
所在地 | 福岡県大牟田市西宮浦町132-8 |
関連HP | 大牟田市公式ホームページ |
電車・バスで | JR・西鉄大牟田駅から徒歩20分 |
ドライブで | 九州自動車道南関ICから約12km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 大牟田市都市整備部都市計画・公園課 TEL:0944-41-2782/FAX:0944-41-2795 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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