福島大神宮例大祭|北海道福島町|2025

2025年9月12日(金)~9月16日(火)、北海道福島町で『福島大神宮例大祭』。『福島大神宮例大祭』は、1日目(宵宮祭)、2・3日目(祭礼行列)、4日目(本祭)と4日間続く伝統的な祭り。北前船でもたらされた京風の文化的影響を受けた開拓前期の松前文化の特色を備えています。行列の先行を勤める四ヶ散米(しかさご)行列は、他に類例のない、福島町特有のもの。

松前藩時代に創始の「四ヶ散米行列」、大名行列、奴行列を見物

2日目と3日目に行われる祭礼行列では、武運長久や蝦夷地鎮定を願って松前藩がつくった「四ヶ散米行列」をはじめ、大名行列や奴行列、山車や踊り手が町を練り歩きます。

「四ヶ散米行列」は、道祓いの神事として主要な演目です。17世紀半ば、松前藩では和人の圧政に苦しみアイヌの蜂起が発生(セタナイのヘナウケの蜂起=1643年、西部の酋長ウスケシ・一説にヘナウケの乱がセタナイで起こる=1644年、東部メナシの蝦夷蜂起=1653年、シャクシャインの反乱=1668年)。藩内では藩の家老を主将に、福島村名主・戸門治兵衛を従えて鎮圧しています。この後、武運長久を願い蝦夷鎮定を表す神楽舞曲として「四ヶ散米」が創作されました。

大名行列は、天正2年(1574年)、福島神明社(現在の福島大神宮)が再建された時に、都の文化に蝦夷地特有の手振りが加味された行列が起源とされ、明治30年には、現在のような形で行なわれています。
奴行列は、松前藩主の行列を松前神楽の「行列の曲」に合わせて、「ホォー」という掛声とともに行進、身振り、手振りが行なわれる登城の儀式奴です。松前藩主は参勤交代の際に、命がけで津軽海峡を渡りました。

福島大神宮例大祭|北海道福島町|2025
開催日時2025年9月12日(金)~9月16日(火)
所在地北海道松前郡福島町福島219
場所福島大神宮
関連HP福島町観光協会公式ホームページ
電車・バスでJR木古内駅から函館バス松前行きで50分、 福島下車、徒歩5分
問い合わせ福島町観光協会 TEL:0139-47-3070
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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