岐阜県不破郡関ケ原町、カルスト地帯である伊吹山の麓にある天然の鍾乳洞が関ヶ原鍾乳洞。伊吹山登山ブームの昭和39年頃、玉倉部(たまくらべ)の清水で鍾乳石を発見した住民が、鍾乳洞の探索に乗り出し、岩倉山の麓に発見した洞窟。昭和43年に観光洞としてオープン。全長518mもの洞内には、鍾乳石が発達しています。
洞内にはウミユリの化石も!
年間通じて15度という気温が保たれた洞内は、夏は涼しく冬は温かく感じます。
伊吹山ドライブウェイでの伊吹山登山と、関ヶ原鍾乳洞の探勝は避暑にも絶好です。
洞内には17ヶ所ほどの見どころがあり、所要は約20分。
屏風岩、巨人の足、昇竜の間など、それぞれ名が付けられていますが、最大の鍾乳石は約2mの玉華殿。
たけのこ状に伸びた大小無数の石筍(せきじゅん)、垂れ下がる鍾乳石が、奇景を構成しています。
洞内を流れる清らかな水にはニジマスも放たれています。
段差がないため、車椅子やベビーカーでの入洞も可能(幅64cmまで)。
伊吹山や鈴鹿山脈北部の山々(藤原岳、御池岳、霊仙岳など)は、約2億5千年前の古生代に海底で形成された石灰岩の山(カルスト台地)。
鍾乳洞でウミユリ(ヒトデやウニと同じ棘皮動物)の化石が発見されたのも、石灰岩が形成されたのがサンゴ礁の海だから。
鍾乳洞としては滋賀県多賀町の霊仙山塊(りょうぜんさんかい)カルスト地帯にある河内風穴(かわちのふうけつ)が有名です。
関ヶ原鍾乳洞 | |
名称 | 関ヶ原鍾乳洞/せきがはらしょうにゅうどう |
所在地 | 岐阜県不破郡関ケ原町玉1328-3 |
関連HP | 関ヶ原鍾乳洞公式ホームページ |
電車・バスで | JR関ヶ原駅からタクシーで7分 |
ドライブで | 名神高速道路関ヶ原ICから約5.5km |
駐車場 | 300台/無料 |
問い合わせ | 関ヶ原鍾乳洞 TEL:0584-43-0092/FAX:0584-43-0553 |
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