乗鞍23峰の烏帽子岳、四ッ岳、大丹生岳を源とする大滝川に懸かる落差64m、幅6mの豪快な滝が平湯大滝。平湯温泉のシンボルともなっている滝で、「日本の滝百選」にも選定。滝のすぐ下流側に平湯大滝公園が整備され、冬季は氷爆、さらに氷瀑のライトアップも人気で、様々なイベントも開催されています。
ウォルター・ウエストンも称賛した日本アルプスの巨瀑
4万年前に誕生した四ッ岳火山体から流出した溶岩流の末端に懸かるのが平湯大滝。
乗鞍岳の雪解け水や雨水が、垂直に切り立った岩壁から豪快に音を立てて流れ落ちています。
『日本アルプスの登山と探検』を著したウエストン(Walter Weston)は、明治25年、乗鞍岳登頂の折に滝を眺め「絵のような峡谷の木の間に柔らかい絹リボンのように」と記しています。
ウエストンは、その時、平湯大滝の上流にあった平湯鉱山に宿泊しています。
往時の乗鞍登山の道(金山道)は、平湯大滝が登山口で、猿飛八丁の険、大谷河原、姫ヶ原と谷筋を登り、桔梗ヶ原に出るルートでした(猿飛八丁の険が崩落して現在は廃道に)。
平湯大滝公園駐車場から川沿いに整備された自然探索路を歩くと平湯大滝。
周辺は標高的にナラやブナなどの落葉樹の生育限界にもなっているエリアで、新緑や紅葉シーズンには多くの人で賑わいます。
紅葉の見頃は、例年10月上旬~10月下旬頃。
また毎年、滝が氷結する2月には『平湯大滝結氷まつり』が行なわれ、氷瀑のライトアップも実施。
平湯大滝 | |
名称 | 平湯大滝/ひらゆおおたき |
所在地 | 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯 |
関連HP | 奥飛騨温泉郷観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR高山駅から濃飛バス平湯温泉行きで50分、平湯スキー場下車、徒歩15分 |
ドライブで | 高山清見道路(中部縦貫自動車道)高山ICから約37km。または、長野自動車道松本ICから約47km |
駐車場 | 平湯大滝公園駐車場(227台/有料) |
問い合わせ | 奥飛騨温泉郷総合案内所 TEL:0578-89-2458/FAX:0578-89-3205 |
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