田無神社

田無神社

東京都西東京市田無町3丁目、創建は不詳ですが、神仏習合の鎌倉時代には尉殿大権現(じょうどのだいごんげん)として祀られていたという古社が、田無神社。明治初年の神仏分離で明治5年、尉殿神社から田無神社に改称、明治43年、周辺の小社を合祀してしています。

厄除開運・五龍方位守護・病気平癒の守護神

田無神社

尉殿大権現は、すべての生命の源である水と、万(よろず)の災いを祓う風を司る、豊穣と除災の守護神で、本地仏(神々の根本である仏)は倶利伽羅不動(くりからふどう=不動明王の化身とされる倶梨迦羅竜王と不動尊をひとつにした名前)、垂迹神(すいじゃくしん=本地垂迹説で、仏が神を仮の姿として垂迹した姿)は級津彦命(しなつひこのみこと)と級戸辺命(しなとべのみこと)。

現存する本殿は、安政5年(1858年)築で、棟梁は多摩石畑村の鈴木内匠です(東京都の文化財に指定)。
嶋村俊表(しまむらしゅんぴょう)の見事な彫刻が施されています。
昭和10年完成の参集殿は、国の登録有形文化財になっています。

田無神社には五行思想に基づいて五龍神が祀られ(中心の本殿に金龍神、東方に青龍神、南方に赤龍神、西方に白龍神、北方に黒龍神が配されています)、一の鳥居から本殿まで続く表参道が「龍神の道」、境内の池が龍神池で、とくに辰年には参詣者が増える傾向にあります。
11月23日(新嘗祭)〜2月3日(節分祭)の期間に社務所で「一楽萬開札」が授与されているので、お見逃しなく。

田無神社
名称 田無神社/たなしじんじゃ
所在地 東京都西東京市田無町3-7-4
関連HP 田無神社公式ホームページ
電車・バスで 西武鉄道田無駅から徒歩10分
ドライブで 中央自動車道調布ICから約13km、関越自動車道練馬ICから約8km
駐車場 40台/無料
問い合わせ 田無神社 TEL:042-461-4442/FAX:042-467-9236
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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