岐阜県中津川市川上(かわうえ)、奥三界山(1810.7m)、夕森山(1521m)から流れ出る川上川にある5つの滝が連続する渓谷が、夕森渓谷。一帯は夕森公園として遊歩道が整備されていますが、渓谷のもっとも入口に懸かっているのが、主瀑となる落差12mの竜神の滝です。
夕森渓谷の主瀑となるのが竜神の滝
落差は12mとさほどではありませんが、上流にある落差17mの銅穴の滝(どうこうのたき)とともに、国土地理院の2万5000分の1地形図にもしっかりと記載されています。
竜神の滝は、岐阜県の名水50選にも選定の滝で、滝に棲む白龍が突然姿を現し、天まで駆けのぼったという伝説が名の由来で、竜が山肌にぶつかり、鱗(うろこ)を落としたというのが落差20mの忘鱗の滝(ぼうりんのたき)です。
渓谷入口の「夕森公園総合案内所YOU遊館」から徒歩15分で、竜神の滝。
忘鱗の滝へはさらに徒歩10分。
渓谷入口にはバンガローも整備される夕森渓谷キャンプ場あり、探勝の基地にもなっています。
「夕森公園総合案内所YOU遊館」がキャンプの受付で、土・日曜、祝日にはレストランコーナーも営業。
裏木曽県立自然公園に指定される夕森渓谷は、新緑、紅葉の名所でもあり、紅葉の見ごろは、例年10月下旬~11月中旬。
ちなみに夕森渓谷の入口は、森林鉄道の丸野駅跡で、国有林の搬出を目的に中央本線・坂下駅とを結び延長10kmの軽便鉄道の坂川鉄道が敷設され(大正15年12月12日開通)、交通機関としても活用されていました(旅客営業は前駅の田立森林鉄道と接続した奥屋駅まで/昭和31年廃止)。
渓谷入口の広い駐車場は、丸野駅の跡です。
夕森渓谷・竜神の滝 | |
名称 | 夕森渓谷・竜神の滝/ゆうもりけいこく・りゅうじんのたき |
所在地 | 岐阜県中津川市川上1057-4 |
関連HP | 夕森渓谷公式ホームページ |
電車・バスで | JR坂下駅から北恵那交通バス夕森公園口行きで18分、夕森公園口下車、徒歩25分 |
ドライブで | 中央自動車道中津川ICから約25km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 夕森公園総合案内所 YOU遊館 TEL:0573-74-2144/FAX:0573-74-2144 |
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