岩屋岩蔭遺跡(金山巨石群)

岐阜県道86号金山明宝線沿い、岩屋ダム下流に位置する縄文時代早期から江戸時代の遺跡。馬瀬川左岸の南側山麓に2つの巨石があり、岩屋神社(妙見神社)本殿が鎮座しています。人身御供(ひとみごくう)の娘の身代わりになった悪源太義平(源義平)が、狒々(ヒヒ)を追いつめてこの岩蔭で退治したという伝説が残されています。

巨石群は古代の日時計!?

平成13年度に当時の金山町教育委員会により、発掘調査が実施され、縄文時代早期、弥生時代の遺物(土器・石器)が出土しています。
巨石の石組みは、高知県足摺岬の巨石群と同様に、イギリスのストーンヘンジ(Stonehenge)のように、太陽暦として機能するように設計され建設されたとする説もありますが(巨石群の地磁気を調べてると人為的に配置したとしか思えない結果が生まれる)、残念ながらまだ科学的な裏付けはありません。

岩屋岩蔭遺跡巨石群、線刻石のある巨石群、東の山巨石群の3つの巨石群があり、総称して金山巨石群と呼ばれています。
たとえば、線刻石のある巨石群は、名前の由来となっている岩の表面の線状の模様は、夏至の頃に夕日が差し込む光と一致します。
岩屋岩蔭遺跡巨石群では、特定の時期にのみ光が当たる場所に岩が配置。

金山巨石群では、春分・夏至・秋分・冬至などを中心に年12回程度の観測会を開催しています。
観測会では、ガイドの案内で石の隙間から差し込む太陽光や、日出・日没の瞬間に見られる太陽光などを観測。
詳しくは、金山巨石群調査資料室へ問い合わせを。

岩屋岩蔭遺跡(金山巨石群)
名称 岩屋岩蔭遺跡(金山巨石群)/いわやいわかげいせき(かなやまきょせきぐん)
所在地 岐阜県下呂市金山町岩瀬
関連HP 下呂市公式観光サイト
金山巨石群調査資料室公式ホームページ
電車・バスで JR飛騨金山駅からタクシーで30分
ドライブで 東海北陸自動車道郡上八幡ICから約32km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 金山町観光協会 TEL:0576-32-3544
金山巨石群調査資料室 TEL:0576-34-0073
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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