2024年8月4日(日)~8月8日(木)19:00~21:00、青森県五所川原市で『五所川原立佞武多』(ごしょがわらたちねぷた)が開催。『青森ねぶた祭』、『弘前ねぷた祭』と並んで青森三大ねぶた(青森三大佞武多)の一つ。巨大な山車が「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」の掛け声のもと五所川原市街地を練り歩き、沿道の観光客を楽しませてくれます。
最大のもので高さ23m、重さ17t
明治から大正時代、津軽の豊かな農林水産資源の中継地として大いに栄えた五所川原。
そんな繁栄を背景に、豪商たちが夏祭りに山車(ねぷた)を出すようになりましたが、豪華さを競って巨大化したのが、五所川原のねぷたのルーツです(電線のない明治時代の全盛期には30mにも及ぶものもあったとか)。
現在の立佞武多(たちねぷた)は、平成10年8月5日の復活。
立佞武多という名前の通り、山車(佞武多=ねぷた)の規模は最大で高さ23m、重さ17tと巨大。
15台ほどの立佞武多が、1台70人ほどに曳かれ、練り歩くのですから迫力は満点。
テーマ曲の『立佞武多』は、五所川原出身の吉幾三の作詞作曲。
17:45~21:00の間は交通規制も実施。
弘前~五所川原間に祭り期間中毎日、2往復増発列車『五所川原立佞武多号』を運転(気動車3両編成)。
前日の8月3日には『五所川原花火大会』も開催されます。
復活! 五所川原立佞武多
明治時代、豪商、大地主がその力を示すために建造し、勇壮な姿で練り歩き、隣町から見えたという伝説の巨大ねぷた。
大正時代に電線が張り巡らされ、さらに戦時下での中断、戦後に起きた2度の大火で街が全焼したことにより、設計図や写真が消失し、巨大ねぷたは姿を消しました。
平成5年に豪商「布嘉」(ぬのか)に仕えた大工の家から、貴重な当時のねぷた設計図と写真が発見され、平成8年、それを元に五所川原市の有志たちが高さ20m強のねぷたを復元させ、立佞武多と命名。
平成10年8月5日に約80年ぶりに祭りとして復活したものが現在行なわれている『五所川原立佞武多』です。
市民や観光客の手によるねぷた製作作業や電線類の地中化など官民をあげた取り組みが実り、その人気は今や全国レベルとなっており、観客動員も『青森ねぶた祭』、『仙台七夕祭』に次ぐ東北第3位を誇っているのです。
常設ミュージアムの「立佞武多の館」では、大型立佞武多3台を常時観覧することができます。
五所川原立佞武多(たちねぷた)|五所川原市|2024 | |
開催日時 | 2024年8月4日(日)~8月8日(木)19:00~21:00 |
所在地 | 青森県五所川原市 |
場所 | 市内一円・岩木川河川敷 |
関連HP | 立佞武多公式ホームページ |
電車・バスで | JR五能線五所川原駅から徒歩10分 |
ドライブで | 津軽自動車道五所川原ICから約3km |
駐車場 | 周辺有料駐車場を利用、エルムの街ショッピングセンター駐車場(無料/有料シャトルバスを運行) |
問い合わせ | 五所川原市観光協会 TEL:0173-38-1515 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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