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谷川岳一ノ倉沢観賞コース

一ノ倉沢観賞コース

上越国境(群馬・新潟県境)にそびえる「魔の山」谷川岳の東斜面にある大岩壁のひとつ、一ノ倉沢。険しい衝立岩が立ちはだかった場所で遭難率が高いため、谷川岳が「魔の山」と恐れられる所以(ゆえん)となっている岩場です。この谷川岳の大岩壁を眺めながら歩く一般向きの遊歩道が、谷川岳一ノ倉沢観賞コースです。

マチガ沢、一ノ倉沢から谷川岳を見上げる

マチガ沢出合

谷川岳一ノ倉沢観賞コースは、林間を行く旧道(旧国道)コースで、高低差もあまりなくなくファミリーハイクにもおすすめのコース。

起点は谷川岳登山指導センターなので車は谷川岳ロープウェイ谷川天神平駅舎内にある谷川岳ベースプラザに入れるのが便利。
徒歩30分ほどでマチガ沢出合。さらに避難小屋の建つ一ノ倉沢出合までは、さらに徒歩25分。
ハイキングコースとはいえ実は、国道291号なのですが、通年マイカー規制が実施され、電気ガイドバス(インタープリターが車中で解説/先着8名)と自転車、緊急車輌、管理車輌のみ通行。

国道291号は、一ノ倉沢出合の先、清水峠を越え居坪坂へと続きますが、登山道(いわゆる点線国道)となっています(新潟県側の山岳区間は徒歩でも困難な廃道状態)。

復路は川沿いの道も利用できるが一ノ倉沢、マチガ沢を渡る部分で増水時に注意が必要となります。
トイレは一ノ倉沢出合駐車場脇に土壌処理システムの環境配慮型が設置されています。
コース途中の苔むした石垣は、明治18年に開通した清水峠越えの国道(開通時は国道8号)の名残り。
開通当時は馬車で清水峠を越すこともできましたが、道路崩壊などで、ほどなく通行止めになっています。

一ノ倉沢出合

谷川岳一ノ倉沢観賞コース コースタイム

土合口駅〜(徒歩3分)〜谷川岳登山指導センター〜(徒歩25分)〜マチガ沢出合〜(徒歩25分)〜一ノ倉沢出合〜(徒歩50分)〜谷川岳登山指導センター〜(徒歩3分)〜土合口駅

谷川岳一ノ倉沢観賞コース
名称 谷川岳一ノ倉沢観賞コース/たにがわだけいちのくらさわかんしょうこーす
所在地 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽湯吹山国有林
関連HP 谷川岳ロープウェイ公式ホームページ
電車・バスで JR土合駅から徒歩1時間40分で一ノ倉沢出合
ドライブで 関越自動車道水上ICから約12kmで谷川岳ベースプラザ駐車場
駐車場 谷川岳ベースプラザ駐車場(1500台/有料、年末年始を除く12月〜4月は平日無料)
問い合わせ みなかみ町観光協会 TEL:0278-62-0401
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

谷川岳ロープウェイ

谷川土合口駅(標高746m)と谷川天神平駅(1319m)を約7分で結ぶ、谷川岳ロープウェイ。1階~5階が駐車場の谷川岳ベースプラザの6階がきっぷ売り場。6階では売店、食堂も営業。メタリックボディーのゴンドラは、定員は22名。14台のゴンドラ

天神峠

谷川土合口から谷川岳ロープウェイを利用して谷川天神平へ。谷川天神平駅から少し歩いた天神平スキー場の天神峠リフト(全長428m、高低差168m/ペアリフト)に揺られれば、約7分で標高1502mの天神峠に到達します。夏ならリフトの足下にはキスゲ

谷川岳

新潟県と群馬県を分ける三国山脈(日本海と太平洋を隔てる中央脊梁山脈)の主峰、谷川岳。標高1963.mのトマノ耳とその北側の標高1977.7mのオキノ耳からなる双耳峰。トマノ耳には薬師岳、オキノ耳には谷川富士という別称があり、平安時代からの宗

土合駅

群馬県みなかみ町湯檜曽(ゆびそ)にあるJR東日本上越線の駅が土合駅(どあいえき)。下り線は、地上にある駅舎から地下に10分ほど階段を下ってようやくホームという「日本一のモグラ駅」として有名。かつては谷川岳の登山口として登山客で賑わった駅です

谷川岳・西黒尾根

群馬県(利根郡みなかみ町)・新潟県(南魚沼郡湯沢町)の県境(上越国境)にそびえる谷川岳。山頂・オキノ耳(1977m)の南、トマノ耳(1963m)から南へ派生し、谷川岳ロープウェイ土合口駅と至る稜線が西黒尾根。登山口は標高800mで、一気にト

 

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