谷川岳

谷川岳

新潟県と群馬県を分ける三国山脈(日本海と太平洋を隔てる中央脊梁山脈)の主峰、谷川岳。標高1963.mのトマノ耳とその北側の標高1977.7mのオキノ耳からなる双耳峰。トマノ耳には薬師岳、オキノ耳には谷川富士という別称があり、平安時代からの宗教登山の歴史があり、山麓の谷川温泉には谷川浅間神社(里宮)が鎮座。

天神尾根がもっとも人気の登山ルート

上信越高原国立公園の一部で、深い谷や険しい谷壁が発達し、東斜面にはマチガ沢、一ノ倉沢、幽の沢などがあり、ロッククライミングのメッカになっています。
昭和6年からの遭難死者数約800名という数は、世界一の魔の山としてギネスブックに認定。
これは新潟側が冬に豪雪地帯である脊梁山脈であること、一ノ倉沢に代表される断崖絶壁の山ということが原因。

安全に山頂を目指すなら、谷川岳ロープェイと天神峠リフトを乗り継ぎ、天神峠からの稜線登山(天神尾根ルート)がおすすめ。
リフト終点の天神峠からトマノ耳までは、所要2時間10分ほど。
途中には鎖場もあり、しっかりとした準備、装備が必要(とくに雨あがりなどは滑りやすく注意が必要)。
トマノ耳直下には谷川岳肩の小屋もあり、5月~11月上旬の間なら食事付の宿泊も可能(天候などによって変更あり、事前の予約が必要)。

深田久弥の「日本百名山」にも選定されています。

天神尾根ルート 所要時間

リフト天神峠駅〜(徒歩50分)〜熊穴沢避難小屋〜(徒歩30分)〜天狗のトマリ場〜(徒歩30分)〜天狗のザンゲ岩〜(徒歩20分)〜肩の小屋〜(徒歩10分)〜トマノ耳〜(徒歩15分)〜オキノ耳

谷川岳
名称 谷川岳/たにがわだけ
所在地 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽湯吹山国有林
関連HP 谷川岳ロープウェイ公式ホームページ
電車・バスで JR土合駅から徒歩15分。または、JR水上駅から関越交通バス谷川岳ロープウェイ行きで20分、終点下車
ドライブで 関越自動車道水上ICから約12km
駐車場 谷川岳ベースプラザ駐車場(1500台/有料、年末年始を除く12月〜4月は平日無料)
問い合わせ みなかみ町観光協会 TEL:0278-62-0401
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
谷川岳ロープウェイ

谷川岳ロープウェイ

谷川土合口駅(標高746m)と谷川天神平駅(1319m)を約7分で結ぶ、谷川岳ロープウェイ。1階~5階が駐車場の谷川岳ベースプラザの6階がきっぷ売り場。6階では売店、食堂も営業。メタリックボディーのゴンドラは、定員は22名。14台のゴンドラ

天神峠

天神峠

谷川土合口から谷川岳ロープウェイを利用して谷川天神平へ。谷川天神平駅から少し歩いた天神平スキー場の天神峠リフト(全長428m、高低差168m/ペアリフト)に揺られれば、約7分で標高1502mの天神峠に到達します。夏ならリフトの足下にはキスゲ

一ノ倉沢観賞コース

谷川岳一ノ倉沢観賞コース

上越国境(群馬・新潟県境)にそびえる「魔の山」谷川岳の東斜面にある大岩壁のひとつ、一ノ倉沢。険しい衝立岩が立ちはだかった場所で遭難率が高いため、谷川岳が「魔の山」と恐れられる所以(ゆえん)となっている岩場です。この谷川岳の大岩壁を眺めながら

土合駅

土合駅

群馬県みなかみ町湯檜曽(ゆびそ)にあるJR東日本上越線の駅が土合駅(どあいえき)。下り線は、地上にある駅舎から地下に10分ほど階段を下ってようやくホームという「日本一のモグラ駅」として有名。かつては谷川岳の登山口として登山客で賑わった駅です

谷川岳・西黒尾根

谷川岳・西黒尾根

群馬県(利根郡みなかみ町)・新潟県(南魚沼郡湯沢町)の県境(上越国境)にそびえる谷川岳。山頂・オキノ耳(1977m)の南、トマノ耳(1963m)から南へ派生し、谷川岳ロープウェイ土合口駅と至る稜線が西黒尾根。登山口は標高800mで、一気にト

谷川岳・天神平

谷川岳・天神平

群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽(ゆびそ)、山麓の谷川岳ベースプラザ(土合口駅)から谷川岳ロープウェイで山上(天神平駅)へと上った場所が、谷川岳・天神平。標高1319mに位置するのが天神平駅。一帯は冬は谷川岳天神平スキー場となりますが、夏はお花

 

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