群馬県高崎市と「北軽井沢」と通称される長野原町の境界、浅間隠山(標高1756.8m)の南肩を乗り越える位置にあるのが二度上峠(にどあげとうげ)。群馬県道54号(長野原倉渕線)の峠で、標高1380m、上信越自動車道の軽井沢IC周辺が大渋滞の際には抜け道としても利用されてきました。
峠名は草軽電気鉄道のスイッチバックに由来
二度上峠越えで北軽井沢を目指す場合は、高崎から国道406号に入り、高崎市倉渕町権田の権田交差点で群馬県道54号(長野原倉渕線)へ。
高崎市街の国道17号分岐点から45km、1時間15分ほどのドライブとなります。
二度上峠から軽井沢駅前・旧軽井沢銀座へは50分ほど。
ちなみに二度上という地名は峠西方にあった二度上駅に由来します。
峠の西に下った場所には、軽井沢と草津を結び、高原を走った軽便鉄道の草軽電気鉄道(くさかるでんきてつどう/当初の社名は草津軽便鉄道、現・草軽交通/大正15年9月19日全線開通)の二度上駅(開業当初は浅間駅/Z型スイッチバック駅/大正6年7月19日開業)もありました。
Z型スイッチバック、つまりは二度にわたる方向転換で高度を稼いだことから、二度上という地名が生まれたことから。
峠も当初は、北にある駒髪山(氷妻神社が鎮座)から駒髪峠、駒髪越えと呼ばれていたもの。
草軽電気鉄道の駅名も当初は浅間駅でしたが、開業翌年に二度上駅に改称されています。
名称 | 二度上峠/にどあげとうげ |
所在地 | 群馬県吾妻郡長野原町倉渕町川浦・高崎市倉渕町川浦 |
ドライブで | 関越自動車道高崎ICから約48km |
駐車場 | 5台/無料 |
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