群馬県でツキノワグマによる被害が発生しているのは、利根沼田地域。みなかみ町、沼田市で、とくにみなかみ町ではこれまでに複数の人身被害が発生しています。群馬県内では、安中市、片品村、嬬恋村、川場村、東吾妻町、南牧村、前橋市、桐生市などでも過去には熊による人的被害が発生しています。
山岳、森林の多い群馬県は関東最多の熊生息数
群馬県では「群馬県ツキノワグマ適正管理計画」を策定、「地域個体群を安定的に維持し、農林業被害の軽減や人身被害の回避、生息分布や行動域を抑制することにより、人とツキノワグマの適切な関係の構築を図る」としています。
群馬県内でツキノワグマが生息しているのは、
- 越後・三国=前橋市、伊勢崎市、渋川市、榛東村、吉岡町、玉村町、中之条町、長野原町、嬬恋村、草津町、高山村、東吾妻町、沼田市、片品村、川場村、昭和村、みなかみ町、桐生市、太田市、館林市、みどり市、板倉町、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町)
- 関東山地=高崎市、安中市、藤岡市、神流町、上野村、富岡市、下仁田町、南牧村、甘楽町
推定生息数は、2020年度が越後・三国地域個体群が1512頭、関東山地地域個体群510頭で、合計推定数2022頭でしたが、2024年度は2773頭と751頭も増えています。
近年、その数は増加傾向にあり、里山への出没も増加しているため、「群馬県ツキノワグマ適正管理計画」が策定され、ツキノワグマと人との棲み分けを図ろうとしているのです。
人的被害は利根沼田地域に多く発生していますが、広域に渡って生息地があるので、群馬に旅することがあるならまずは群馬県が公表する「群馬県クマ出没マップ」のチェックが必要です。
| 水上&沼田で熊の被害発生! 群馬県の熊出没情報は、「群馬県クマ出没マップ」でチェックを! | |
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