埼玉県を走るJR線で唯一の非電化、気動車の走る路線とは!?

八高線

埼玉県内のJR線にも気動車(ディーゼルカー)が活躍する非電化区間があります。それが八高線。八王子駅(東京都八王子市)と倉賀野駅(群馬県高崎市)を結ぶ路線ですが、高麗川駅(こまがわえき/埼玉県日高市)以北、通称八高北線は今も電化されておらず、ディーゼルカーが走っています。

キハ110系、まもなく乗り納めに!

八高線

運転系統上は高崎駅が群馬県側が起点なので、高崎線(湘南新宿ライン、上野東京ライン)、上越線、信越本線などの電車が並ぶ高崎駅にも、八高線のディーゼルカーが3番線から発着しています。
全線非電化時代には高崎〜八王子を直通する列車(ディーゼルカー)もありましたが、平成8年3月16日に高麗川駅〜八王子駅が電化されたため、運用上は電車の八高南線、ディーゼルカーの八高北線に分断されています。

電化、非電化にかかわらず、全列車がワンマン運転で、とくに八高北線は関東に残される希少なローカル線となっています。

非電化エリアで活躍するディーゼルカーは、小海線などでも運用されるキハ110系(小海線は100番団、八高線は200番台)。
2両編成で走る様はまさにローカル線で、しかもトイレ付き、セミクロスシートで、ロングシートが主体の東京近距離区間では異色の空間となっています。

2025年度下期からロングシートのHB-E220系気動車が導入されるため(2両8本)、八高線のクロスシートの旅も昔話になるのかもしれません(キハ110系は順次廃車)。

八高線
埼玉県を走るJR線で唯一の非電化、気動車の走る路線とは!?
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