毎年1月7日七草と10月23日の『例祭』に大宮神社に神楽が奉納されます。古くから村が成立していたといわれ農業が盛んであった船橋市飯山満(はさま)の地で、独自の工夫を加え、五穀豊穣を願い豊作に感謝して伝えられてきた特色のある神楽です。船橋市の無形民俗文化財に指定。
大宮神社神楽楽人が神楽12座を伝承
七草と例祭(夜)に大宮神社境内の神楽殿で演じられ、地元の人達で構成される大宮神社神楽楽人が保存伝承しています。
「みこ舞」「天狗」「八幡太郎」「うすめ」「こかじ」「翁」「しんめ」「きつね」「神功皇后」「ひょっとこ」「いびす舞(蛭子)」「鬼・鍾馗(山神)」の現在12座が伝えられています。
大宮神社の神楽は、谷津の本郷(習志野市谷津)から伝えられたという伝承がありますが定かでありません。古い装束や箱に「文久三癸亥年」(1863年)や「安政六巳未年」(1859年)の墨書があり、江戸時代末期頃にはすでに演じられていたことがわかっています。
大宮神社は、旧・上飯山満村高野の鎮守社で、明治時代には周辺でコンニャク栽培が盛んだったため、蒟蒻神社(こんにゃくじんじゃ)と呼ばれています。昔から蛇が多く里人を苦しめたので祭神に須佐之命(すさのおのみこと)を祀ったのだとか。
「飯山満」(はさま)という難読地名の語源については、「米(飯)が山ほどできて満ちた土地」からついたという伝承もありますが、実際には「谷あいの場所=狭間(はざま)」からついたものと推測されています。
飯山満町大宮神社の神楽 | |
開催日時 | 1月7日・10月23日 17:00頃〜 |
場所 | 大宮神社 |
所在地 | 千葉県船橋市飯山満町2-843 |
電車・バスで | 東葉高速鉄道飯山満駅から徒歩約10分 |
ドライブで | 京葉道路花輪ICから約4km |
問い合わせ | 船橋市文化課 TEL:047-436-2898 |
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