明治の酒蔵・酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)

明治の酒蔵・酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)

兵庫県西宮市鞍掛町、「白鹿」で知られる辰馬本家酒造が開設した日本酒をテーマとする博物館が、酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)。明治の木造蔵を利用した「酒蔵館」、酒に関する資料や笹部さくらコレクション(西宮市より寄託)を公開する「記念館」が見学できます。

酒造りの歴史を伝える博物館

酒造りの歴史を後世に伝えることを目的に、創業320年の昭和57年に「酒蔵館」と「記念館」で構成する博物館を設立。
平成7年の阪神淡路大震災で全壊した「酒蔵館」を、明治2年上棟という酒蔵を利用して新たに「明治の酒蔵・酒ミュージアム」として開館。
両館は道路(臨港線)を挟んで南北に向かい合って建っています。

「酒蔵館」では大桶など酒造用具の展示や釜場・槽場など酒蔵内の世界を再現。
「記念館」では、酒にちなむ書画や工芸品、文献が展示され、さらに桜の育成と保護に一生を捧げた故・笹部新太郎氏が集めた桜の資料を展示した「笹部さくら資料室」も併設されています。

隣接する「白鹿クラシックス」は、蔵元直営のショップ&レストランで、生酒やしぼりたて原酒が楽しめる「きき酒・量り売りコーナー」が人気。
明治の酒蔵を再生したカフェレストランでは本格的な会席料理、十割蕎麦などを用意しています。

六甲山の麓、西宮市の今津郷、西宮郷から、神戸市東灘区の魚崎郷、御影郷、灘区の西郷へと続く東西12kmに及ぶ日本最大の清酒酒造地帯は「灘五郷」と呼ばれる地。
醸した酒が「灘の生一本」(なだのきいっぽん= 生一本は、単一の酒蔵で造られた日本酒のこと。灘の生一本は、灘地方で醸造した純度の高い上質の清酒を意味する言葉です)です。

西宮郷・白鹿辰馬家の「本蔵」などの酒蔵、御影郷・菊正宗嘉納家の「灘の酒造用具」などは貴重な歴史遺産で、明治の酒蔵・酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)は、「日本遺産「『伊丹諸白』と『灘の生一本』下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷」の構成資産にもなっています。

明治の酒蔵・酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)
名称 明治の酒蔵・酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)/めいじのさかぐら・さけみゅーじあむ(はくしかきねんしゅぞうはくぶつかん)
所在地 兵庫県西宮市鞍掛町8-21
関連HP 明治の酒蔵・酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)公式ホームページ
電車・バスで 阪神本線西宮駅から徒歩15分
ドライブで 阪神高速道路武庫川出口から
駐車場 15台/無料
問い合わせ 明治の酒蔵・酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館) TEL:0798-33-0008/FAX:0798-32-2790
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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