姫路城・りの門

姫路城の帯曲輪(おびくるわ)と上山里丸を結ぶ場所に建つ脇戸付高麗門が「りの門」。解体修理中に軒天井板の裏面に慶長4年という墨書が発見され、姫路城内で唯一、池田輝政時代以前に建てられたことが判明しており、国の重要文化財に指定されています。関ヶ原の戦いの前年に建った貴重な建物です。

上山里丸への入り口に建つ門は姫路城で現存最古

姫路城之図・りの門

山里丸は、秀吉時代に造られたと推測できる城主のくつろぎの場です。
池田輝政はそのまま縄張りと門(りの門)を取り入れたもので、まさに築城当初の雰囲気を残す場所となっています。
「りの門」横には太鼓櫓が聳えますが、この太鼓櫓という名前は、本来、大手口・桜門横にあった太鼓櫓を、陸軍進駐の際に破却した際に、太鼓だけをこの櫓に移したために付けられた通称です。

ちなみにのへの櫓からりの門へと続く土塀(TOPの画像)は、『007は二度死ぬ』で忍者たちの手裏剣練習のシーンに使われた場所です。
このロケで、文化財に手裏剣で傷がつけられるという残念な事件も発生しています。

姫路城・りの門
名称 姫路城・りの門/ひめじじょう・りのもん
Ri-no-mon gate,Himeji Castle
所在地 兵庫県姫路市本町68
関連HP 姫路城公式ホームページ
電車・バスで JR・山陽電鉄姫路駅から徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道山陽姫路東ICから約6km
駐車場 市営大手門駐車場(600台/有料)、市営姫山駐車場(250台/有料)、市営城の北駐車場(150台/有料)
問い合わせ 姫路城管理事務所 TEL:079-285-1146/FAX:079-222-6050
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

姫路城

2017年12月7日

 

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