兵庫県丹波篠山市今田町、丹波伝統工芸公園 立杭陶の郷に隣接して建つ、丹波立杭焼を中心とした古陶磁や現代陶芸の美術館。エントランス棟、展示棟、研修棟に分けられ、展示棟では丹波焼や兵庫県内産陶磁器を中心にした「テーマ展」、内外の陶芸作品を紹介する「特別展」を開催。
丹波焼のコレクションも充実
全但バスの社長だった田中寛(たなかひろし)氏のコレクションである兵庫県陶芸館からの寄贈である田中寛コレクションは、丹波焼をはじめ三田焼(さんだやき)、東山焼(とうざんやき)、出石焼(いずしやき)、珉平焼(みんぺいやき)など兵庫県内で焼かれた陶磁器のコレクションで、657点が兵庫県の重要有形文化財に指定。
日本六古窯の一つに数えられる丹波焼(丹波立杭焼)は、平安末期(12世紀後半頃)に地元の須恵器生産体制をベースにしてに、尾張・知多半島の常滑焼(とこなめやき)や三河・渥美半島(あつみはんとう)の渥美焼など現・愛知県の陶器生産の技術を取り入れて成立した焼き物で、中世には実用的な壺、甕(かめ)、擂鉢(すりばち)などが生産されました。
丹波焼コレクションは、テーマ展「丹波焼の世界」で公開。
エントランス棟2階、丹波焼の里が一望できるデッキ横にあるダイニングカフェ「虚空蔵」では、手づくりケーキと生パスタを味わうことができます。
丹波立杭焼、丹波立杭焼(作窯技法)、古丹波コレクションなどは、日本遺産「きっと恋する六古窯-日本生まれ日本育ちのやきもの産地-」の構成資産になっています。
兵庫陶芸美術館の周辺には、丹波伝統工芸公園 立杭陶の郷、丹波焼現存最古の登窯である丹波焼立杭登窯があります。
兵庫陶芸美術館 | |
名称 | 兵庫陶芸美術館/ひょうごとうげいびじゅつかん |
所在地 | 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4 |
関連HP | 兵庫陶芸美術館公式ホームページ |
電車・バスで | JR相野駅から神姫グリーンバスで兵庫陶芸美術館・こんだ薬師温泉・清水寺行きで15分、兵庫陶芸美術館下車 |
ドライブで | 舞鶴若狭自動車道三田西ICから約8.5km |
駐車場 | 58台/無料 |
問い合わせ | 兵庫陶芸美術館 TEL:079-597-3961/FAX:079-597-3967 |
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