兵庫県淡路市、淡路島の巨石信仰の霊地が、 岩上神社(いわがみじんじゃ)。神が降臨する磐座(いわくら)が神籬石(ひもろぎいし)で、高さ12m、周囲16mの巨石です。本殿横の岩山中腹にある卵形の巨岩で、「ひもろぎのお岩さま」とも呼ばれています。
淡路島にある巨石信仰の地
岩上神社は室町時代の天文10年(1541年)、大和国・石上神宮(現・奈良県天理市)の分霊を勧請して創建と伝わりますが、それは社殿が建てられた時代ということで、巨石の近くから平安時代の素焼き皿が出土することから、古代から祭祀されてきたと推測できます。
岩上神社本殿は、兵庫県の重要文化財に指定。
磐座(いわくら)と神籬(ひもろぎ)は同じ意味で、神の降臨する場ですが、あえて神籬とするのは特別な場(神の降臨の場所として特別につくられた場所)ということからだと推測できます。
麓には岩神寺があり、一帯が信仰の地だということがよくわかります。
岩上神社・神籬石 | |
名称 | 岩上神社・神籬石/いわがみじんじゃ・ひもろぎいし |
所在地 | 兵庫県淡路市柳沢614 |
ドライブで | 神戸淡路鳴門自動車道津名一宮ICから約6km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 淡路島観光協会 TEL:0799-22-0742/FAX:0799-24-4470 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag