兵庫県加西市鶉野町、第二次世界大戦の最中に海軍が開設した鶉野飛行場(うずらのひこうじょう)・滑走路跡の南西側にあるのが、鶉野飛行場跡地巨大防空壕シアター。巨大な地下防空壕を利用して、戦争遺跡「鶉野フィールドミュージアム」の映像展示施設となっています。
特攻隊隊員の遺書をCG映像で公開
第二次世界大戦末期の昭和18年10月、パイロットを養成するために海軍が姫路海軍航空隊を開場。
その飛行場が、建設地の地名を使って鶉野飛行場と通称されてきました。
滑走路は全長1200m、幅60mで、川西航空機姫路製作所鶉野工場で製造される紫電、紫電改、姫路海軍航空隊の使用する九三式中間練習機、九七式艦上攻撃機が飛び立った滑走路が現存しています。
戦争末期の昭和20年2月8日には、神風特別攻撃隊「白鷺隊」(はくろたい)が編成され、63人が沖縄戦に出撃、命を落としています。
小山に見えるようにカムフラージュされた地中に、基地最大のコンクリート製の防空壕が築かれ、発電施設として使われていたため、自力発電所跡と通称されてきました。
その自力発電所跡を利用し、令和2年6月21日から巨大防空壕シアターを開設。
巨大防空壕の内部空間を活用し、CGをまじえた映像により第2次世界大戦末期、姫路海軍航空隊特別攻撃隊「白鷺隊」に所属した隊員たちの残した遺書を公開しています。
入場無料で、ガイドによる説明、映像の視聴が可能。
事前予約制で、各回先着20名(公開日が限られているので、HPで公開日を確認、予約を)。
鶉野飛行場跡地巨大防空壕シアター | |
名称 | 鶉野飛行場跡地巨大防空壕シアター/うずらのひこうじょうあとちきょだいぼうくうごうしあたー |
所在地 | 兵庫県加西市鶉野町2274-11 |
関連HP | 加西市公式ホームページ |
電車・バスで | 北条鉄道法華口駅から徒歩15分 |
ドライブで | 中国自動車道加西ICから約6km、山陽自動車道加古川北ICから約7km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 加西市観光協会(soraかさい内)TEL:0790-49-8200 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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