soraかさい

兵庫県加西市鶉野町にある第二次世界大戦の最中に海軍が開設した鶉野飛行場（うずらのひこうじょう）・滑走路跡の北端部に建つ、戦争遺跡「鶉野フィールドミュージアム」の拠点となる施設が、soraかさい。戦闘機「紫電改」と、「九七式艦上攻撃機」の実物大模型も展示されています。入館は無料。

紫電改、九七式艦上攻撃機の実物大模型を展示

第二次世界大戦末期の昭和18年10月、パイロットを養成するために海軍が姫路海軍航空隊を開場。
その飛行場が、建設地の地名を使って鶉野飛行場と通称されてきました。
姫路海軍航空隊では、九三式中間練習機、九七式艦上攻撃機を使っていましたが、滑走路の南西にあった川西航空機姫路製作所鶉野工場で紫電、紫電改を製造していたため、soraかさいでは、紫電改と九七式艦上攻撃機の実物大模型を展示しているのです（紫電改は年に4回程度の屋外公開）。

九七式艦上攻撃機は、当初はパイロット養成に使用されましたが、戦局の悪化に伴い特攻機としても使われ、昭和20年2月8日には、姫路海軍航空隊でも神風特別攻撃隊「白鷺隊」（はくろたい）が編成され、63人が沖縄戦に出撃、命を落としています。

 「技術ゾーン」では紫電改と九七式艦上攻撃機の実物大模型を展示のほか、大型映像「鶉野飛行場の記憶」も上映。
「歴史ゾーン」では、姫路海軍航空隊の開隊から終戦までのまでの3年間を短くまとめたストーリー映像の上映とともに、鶉野に関する貴重な写真や図面、実物資料が展示され、鶉野飛行場に関して詳しく学ぶことができます。

併設の「soraカフェ」では、加西産のフレッシュな野菜を使用したsoraバーガー、sora野菜カレー（土日祝・数量限定）などを用意。
ショップでは地場産のみやげも販売しています。

鶉野飛行場跡（滑走路跡）

兵庫県加西市鶉野町にあるのが、鶉野飛行場跡（うずらのひこうじょうあと）。第⼆次世界⼤戦の戦局悪化に際して、パイロットを養成するために海軍が姫路海軍航空隊を開場、九七式艦上攻撃機を使用した実用訓練が行なわれていました。滑走路跡などが現存し、戦

鶉野飛行場跡地巨大防空壕シアター

兵庫県加西市鶉野町、第二次世界大戦の最中に海軍が開設した鶉野飛行場（うずらのひこうじょう）・滑走路跡の南西側にあるのが、鶉野飛行場跡地巨大防空壕シアター。巨大な地下防空壕を利用して、戦争遺跡「鶉野フィールドミュージアム」の映像展示施設となっ