兵庫県立大学西はりま天文台

兵庫県佐用郡佐用町、「佐用の朝霧」で知られる大撫山（おおなでさん／標高435.5m）の山頂部にある天文台が、兵庫県立大学西はりま天文台。口径2mを誇る日本国内最大の望遠鏡である「なゆた望遠鏡」を保有し、一般にも公開されるほか、宿泊施設として「家族用ロッジ」、「グループ用ロッジ」が備わっています。

「なゆた望遠鏡」は、一般人が星を見る望遠鏡として世界最大

反射鏡の直径2mという「なゆた望遠鏡」は、一般の人が日常的に見学したり、星を直接覗くことができる望遠鏡としては世界最大の望遠鏡。
名前の由来となった「那由多」（なゆた）という言葉は、古代サンスクリット語で「極めて大きな数」を意味し、漢字文化圏における数の単位。
元代に活躍した数学者朱世傑の著『算学啓蒙』によれば、10の112乗を表しているのだとか。

夜間の天体観望会は、19:30～21:00に実施され、参加費も無料（「宿泊者観望会」と「一般観望会」に分かれています）。

「宿泊者観望会」は休園日を除いて毎晩開催されています。
「一般観望会」は、土曜、祝日の夜間のみで、1週間前から電話で受付。
日曜日の「一般観望会」は予約の必要はありません。

宿泊施設の「家族用ロッジ」は、2LDK（寝室2部屋、リビング、キッチン、バス、トイレ、定員5名）で、6室備わっています。
宿泊料金も手軽なので、美しい星空と天体観望を求めてファミリーで滞在するのにも最適です。