「卑弥呼の鏡」が出土した古墳、出土数TOP5

『魏志倭人伝』に記された、西暦239年に邪馬台国(やまちこく)の卑弥呼(ひみこ)が中国・魏の皇帝から授かったとされる100面の銅鏡が、「卑弥呼の鏡」。縁が三角形で神や獣が描かれた三角縁神獣鏡で、ヤマト王権が王権確立のため配布したとも(実際には330面ほど出土)。出土面数TOP5を紹介しましょう。

1位:黒塚古墳|奈良県天理市

初期ヤマト政権の成立過程を知るうえで重要な手掛かりになる古墳

出土面数:34面
京都市の泉屋博古館(せんおくはっこかん)の蛍光(けいこう)X線分析でも鏡に含まれる銀などの微量元素の割合が、古代中国鏡(前漢後期~三国時代の中国鏡)とほぼ一致することが判明
所在地:奈良県天理市柳本町
墳丘長:130m(前方後円墳)
築造年代:3世紀後半〜4世紀初め(古墳出現期〜初期)
内容:大和古墳群(柳本古墳群)の1基で、卑弥呼の墓ともいわれる箸墓古墳(はしはかこふん/奈良県桜井市)は、2kmほど南に位置

黒塚古墳

黒塚古墳

奈良県天理市柳本町にある墳丘長130mの前方後円墳が、黒塚古墳。大和古墳群(柳本古墳群)ですが、に属する古墳で、築造されたのは、3世紀後半〜4世紀初め(古墳出現期)。奈良県立橿原考古学研究所が行なった第3次発掘調査(平成9年〜平成10年)で

2位:椿井大塚山古墳|京都府木津川市

卑弥呼の墓とも推測される箸墓古墳と共通点の多い古墳

出土面数:32面
所在地:京都府木津川市山城町椿井三階
墳丘長:175m(前方後円墳)
築造年代:3世紀末(古墳出現期〜初期)
内容:古墳のある場所は、古代の山背古道(やましろこどう)の一部で、箸墓古墳の3分の2の大きさの相似形

椿井大塚山古墳

椿井大塚山古墳

京都府木津川市山城町、木津川東岸の尾根の裾を巧みに利用した古墳時代初期(3世紀末)の前方後円墳が椿井大塚山古墳(つばいおおつかやまこふん)。墳丘長175m、後円部の高さ20mという京都府で3番目の巨大古墳で、国の史跡に指定。出土品は国の重要

3位:桜井茶臼山古墳|奈良県桜井市

卑弥呼の墓とも推測される箸墓古墳に後続する時期に築かれた大王墓

出土面数:26面
(最新の研究で中国鏡が56面、三角縁神獣鏡26面、国産鏡21面と判明)
所在地:奈良県桜井市外山
墳丘長:207m(前方後円墳)
築造年代:3世紀末〜4世紀初頭(古墳時代初期)
内容:ヤマト王権の大王墓ですが天皇陵の指定がないため墳丘に立ち入ることができる貴重な存在

桜井茶臼山古墳

桜井茶臼山古墳

奈良県桜井市にある墳丘長207mという巨大な前方後円墳が、桜井茶臼山古墳。桜井市外山にあるので、外山茶臼山古墳(とびちゃうすやまこふん)とも称されています。3世紀末〜4世紀初頭、卑弥呼の墓とも推測される箸墓古墳(はしはかこふん)に後続する時

4位:石塚山古墳|福岡県苅田町

九州最大最古の定型化した典型的な畿内型前方後円墳

出土面数:12面
中国(魏)種鏡式に沿った重厚で精緻な造りの舶来鏡、7面は宇原神社の社宝に
所在地:福岡県京都郡苅田町
墳丘長:推定130m(前方後円墳)
築造年代:3世紀中頃~4世紀初頭(古墳出現期〜初期)
内容:周防灘を望む緩斜面に築造された前方後円墳で、卑弥呼の墓という説も

5位:備前車塚古墳

支配する地域を見渡せる山の上にあり、クニの発生を物語る貴重な古墳

出土面数:11面
所在地:岡山県岡山市中区四御神(しのごぜ)・湯迫
墳丘長:48.3m(前方後円墳)
築造年代:古墳時代初期
内容:岡山市街地中心部から東の龍ノ口山から伸びる尾根上に築造された小型の前方後円墳
箸墓古墳と同じく前が「ばち」型に開き、初期古墳の特徴を有しています
『古事記』に記される吉備上道臣祖の古代日本の豪族・吉備津彦命(きびつひこのみこと/『桃太郎』のモデルのひとり)の墓ともいわれていますが、宮内庁は中山茶臼山古墳に治定

「卑弥呼の鏡」が出土した古墳、出土数TOP5
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