音戸渡船

音戸渡船

平清盛が切り開いたという伝説の残る広島県呉市の音戸の瀬戸(おんどのせと)は、本州と倉橋島の間にある幅70mの小さな海峡。この流れの速い瀬戸を渡る渡船が音戸渡船。距離90mという「日本一短い定期航路」で、対岸まで所要3分の短いクルーズを楽しむことができます。料金は音戸側で支払う仕組み。

音戸の瀬戸を渡る「日本一短い定期航路」

音戸渡船
音戸渡船

音戸渡船の創始は、江戸時代という歴史ある渡船。
音戸の瀬戸は、潮の干満で周期的に潮流の方向が変わり、さらに海中に突き出た岩に当たって渦巻き、これを艪を漕いで乗り切るのは大変難しく、船頭泣かせで知られた海峡。
日本三大舟唄の一つ、『音戸の舟唄』でも「船頭 かわいや 音戸の瀬戸で 一丈五尺の 艪がしわる」と歌われています。

音戸大橋が架橋される昭和36年までは、4隻の船が24時間運航していました。
真上に音戸大橋が架かる現在でも、通勤、通学、買物の貴重な足となっています。

ダイヤはなく、人が乗ったら出航というのどかなもの。
4.7tのかもめ、4.6tのつばめの2隻が就航しともに50名定員。
日中は1隻が、朝の通勤通学時間帯には2隻の船が就航。

自転車、バイクも乗船できる他、市営渡船のため定期券も用意されています。

音戸渡船
名称 音戸渡船/おんどとせん
所在地 広島県呉市警固屋~音戸町
関連HP 呉市公式ホームページ
電車・バスで JR呉駅から広電バス・昭和町経由・音戸の瀬戸方面音戸渡船口下車、徒歩1分
ドライブで 広島呉道路呉ICから約7.7km
駐車場 なし
問い合わせ 呉市交通政策課 TEL:0823-25-3239
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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