築城当時の福山城の絵図面にも描かれている遺構が鐘櫓。城下や近隣諸村に時を告げ、緊急時に武士を召集する太鼓も備えていました。城郭内に鐘櫓(鐘楼)が現存するのはほかには彦根城などにあるだけで非常に稀な例です。往時には鐘が吊られ、太鼓が懸かり、時の鐘と半時ごと(1時間ごと)の太鼓を打ち鳴らしていました。
福山城下に時を告げた鐘楼が現存
往時の鐘は儒学者・山室如斎、菅茶山(かんちゃざん=江戸時代後期の儒学者・漢詩人)の銘を刻んだものもでしたが、現在は無銘の鐘が下がっています。
今でも1日に4回、6:00、12:00、18:00、22:00に自動で時の鐘を鳴らしています。
建物は福山市の重要文化財に指定。
福山城・鐘櫓 | |
名称 | 福山城・鐘櫓/ふくやまじょう・かねやぐら |
所在地 | 広島県福山市丸之内1-8 |
関連HP | 福山城博物館公式ホームページ |
電車・バスで | JR福山駅北口から徒歩5分 |
ドライブで | 山陽自動車道福山東ICから約6.8km |
駐車場 | ふくやま美術館・広島県立歴史博物館駐車場(40台)、ふくやま文学館駐車場(30台)/有料 |
問い合わせ | 福山城博物館 TEL:084-922-2117/FAX:084-922-2126 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag