広島県福山市の福山城の北側、小高い丘(松廼尾山)に同型の社殿を持つ2つの神社が並ぶ、珍しいかたちの神社が福山八幡宮。福山藩初代藩主・水野勝成の福山城下町整備の際に、惣堂八幡宮(延広八幡宮)と野上八幡宮を城下に移し、4代藩主・水野勝種が天和3年(1683年)、両社八幡宮とし、昭和44年に福山八幡宮になったもの。
東西にあった八幡宮が並んで鎮座
福山が「穴の海」と呼ばれていた古には後に福山城地となった深津島山に2つの八幡宮が祀られていました。
その後、天文年間(1532年~1555年)に杉原播磨守が新に社殿を造営。
毛利輝元、福島正則などの武将に崇拝を受けましたが元和5年(1619年)、水野勝成が福山城を建設するにあたり、城下南西の野上口、城下南東の延広小路という要衝に2つの宮を移しました。
さらに天和3年(1683年)に4代藩主・水野勝種が上田玄蕃下屋敷のあった吉津川北岸に2つの宮を合わせて移しました。
以来、2つの宮を合わせ持つ「両社八幡宮」として福山の人々の信仰を集めています。
本殿、幣殿、拝殿、随神門、鳥居、惣門などが東西に同一規模、同一形式にて並び建てられ、両社の間には福山藩初代藩主・水野勝成を祀る聡敏神社(そうびんじんじゃ)が鎮座しています。
以前の鎮座地から「西御宮」は野上八幡宮、「東御宮」は延広八幡宮と呼ばれています。
福山八幡宮 | |
名称 | 福山八幡宮/ふくやまはちまんぐう |
所在地 | 広島県福山市北吉津町1-2-16 |
関連HP | 福山八幡宮公式ホームページ |
電車・バスで | JR福山駅から徒歩10分、またはタクシーで3分 |
ドライブで | 山陽自動車道福山東ICから約4.5km、福山SAスマートICから約5km |
駐車場 | 70台/無料 |
問い合わせ | 福山八幡宮社務所 TEL:084-924-0206 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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