JR西日本宮島フェリー

JR西日本宮島フェリー

JR宮島口駅に隣接する宮島口桟橋と宮島桟橋を結ぶ宮島航路。かつては国鉄が運航していた航路で、民営化後はJRグループが運航しています。明治36年に山陽鉄道が鉄道連絡線を始めたという歴史ある航路です。実は、桟橋もJR宮島口駅の一部という扱いで、青春18きっぷでの乗船も可能(別途訪問税が必要)です。

海から厳島神社を参拝できる大鳥居便を運航

JR西日本宮島フェリー

明治30年9月25日、 山陽鉄道広島駅〜徳山駅間の開通の際に宮島駅として開業したのが、現在の宮島口駅。
地元の実業家・早速勝三は、開業に合わせて桟橋を築き、宮島への連絡船の運航を始めました。
明治36年3月に山陽鉄道の航路に。
さらに明治39年12月1日の国有化され、現在はJR西日本宮島フェリー(JR西日本の子会社)の運航。
『鉄道唱歌』にも「汽笛ならして客を待つ 汽船に乗れば十五分 早くもここぞ市杵島(いちきしま) 姫のまします宮どころ」と唄われています。

桟橋も同じ宮島口駅の扱いですが、実際にはいったんJR線の改札を出、国道2号を地下道(地下横断歩道)で横断して、乗り場に向かいます(2019年に宮島松大汽船に桟橋を統合)。

宮島口発9:10~16:10の便は、全便が海から厳島神社の大鳥居を拝む「大鳥居便」として運航。進行方向右側に乗船すれば、鳥居をバックに記念写真も可能です。
「みやじま丸」は、日本で最初の小型電気推進旅客フェリー。

ちなみに昭和63年に青函連絡船、平成2年に宇高連絡船が廃止された後は、JRでは唯一の鉄道と航路の連絡駅で、青春18きっぷで船に乗れるのは全国でもこの宮島航路だけです。

JR西日本宮島フェリーの宮島航路は宮島松大汽船の航路とともに、広島県道43号厳島公園線の一部、つまりは「海上県道」になっています。

JR西日本宮島フェリー
名称 JR西日本宮島フェリー/じぇいあーるにしにほんみやじまふぇりー
所在地 広島県廿日市市宮島口1-11-5
関連HP JR西日本宮島フェリー公式ホームページ
電車・バスで JR宮島口駅から徒歩2分
ドライブで 山陽自動車道廿日市ICから約4.7km。または、大野ICから約5kmで宮島口
駐車場 宮島口市営駐車場(166台/有料)
問い合わせ JR西日本宮島フェリー TEL:0829-56-2045
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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