医王寺

医王寺

広島県福山市の瀬戸内海交易で栄えた鞆の浦(とものうら)。古き家並みが残される鞆の町並みからやや離れますが、弓状に突き出した半島や波止場、仙酔島などを一望にする後山の中腹、絶景地に建つのが、医王寺。空海(弘法大師)創建の寺と伝わる真言宗の古刹で、本尊の木造薬師如来像は広島県の文化財になっています。

太子殿まで上れば鞆一望の絶景が!

医王寺

中世に荒廃しましたが、慶長年間、鞆城代大崎玄藩が再興しています。
現存する鐘楼は寛永19年(1642年)、福山藩初代藩主・水野勝成(みずのかつなり)の建立。
本堂は貞享2年(1685年)、4代水野勝種の再建。

境内からの仙酔島一望の眺望はもちろん、さらに583段の階段を上った「太子殿」からは、鞆の町と瀬戸内を一望に。
急な坂道を上るのは大変ですが、その見事な眺めを堪能するために、訪れる価値があるスポットです。
本尊は秘仏で、6年に一度の御開帳になっています。

ちなみに長崎出島のオランダ商館医となったドイツ人・シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold)もオランダ商館長(カピタン)の江戸参府(下関〜兵庫は海路 )随行し、その帰路、文政9年(1826年)5月18日、鞆の浦に立ち寄り、上陸して福禅寺・対潮楼や医王寺で植物観察などを行なっています。
「私は町の郊外にあ る医王寺に出かけた。数百フィートの険し い山を登ると、その山の背に寺がある。こ の山の植物群はカシ・コナラ・マツ・クリ・ エノキ・イヌヒバ・ツツジ・グミ・ハゼ・ タケ・クズなどで、他の樹木とからみ合っ ている。ハゼの上でコフキコガネを見付けた。大きさや形態は全くわれわれ の国のものと似ているが、甲と腹部の色が 異なっている。これが原種なのか、それとも気候や食物がこういう変化をもたらした のか 」(シーボルト『江戸参府紀行』)

医王寺
太子殿からのワイドな眺望
名称 医王寺/いおうじ
所在地 広島県福山市鞆町後地1396
電車・バスで JR福山駅から鞆鉄バス鞆港行きで32分、終点下車、徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道福山東ICから約15.4kmで福山市鞆の浦第1駐車場から徒歩10分
駐車場 福山市鞆の浦第1駐車場(40台/有料)
問い合わせ 医王寺 TEL:084-982-3076
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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