花咲港

花咲ガニの水揚げで知られる根室の港。根室湾側の根室港根室港区と太平洋側の花咲港区の両方で根室港を形成しています。もともと昭和13年に根室港の副港として整備されたのが始まり。流氷の影響が比較的少ないため、根室では貴重な漁港となっているのです。春には鮭鱒漁、秋には全国から集まるサンマ漁船で賑わいをみせます。

サンマ水揚げ日本一の港

サンマは年間6万tを超える日本一の水揚げ高(近年不漁の年で3万5000tほど)。
サンマ水揚げのトップ3は、年によって多少の変動はありますが、1位花咲漁港、2位は大船渡漁港(岩手県大船渡市)、3位が気仙沼漁港(宮城県気仙沼市)。

年によっては女川港(宮城県女川町)などがベストスリーに入りますが、近年の不動のトップは花咲港です。

ちなみに花咲という地名は、アイヌ語のポロ・ノッ(poro-not=大きな・岬)の意訳。
大岬から鼻崎という意訳で、花咲に転訛したと推測されます。

花咲ガニにも注目!

周辺で揚がるのが特産の花咲ガニ。
茹でると真紅になって花が咲くようだから花咲ガニとなったという説もありますが、やはり、花咲郡で揚がるカニと考えるのがセオリーでしょう。
輸送に不向きのため、「根室の味」となっています。
根室での花咲カニ漁は7月11日~9月20日で(釧路は3月15日~7月31日)、「旨味成分のアルギニンと、甘味成分のプロリンは、9月上旬になるほど量が多くなるので、身が多くて美味しい花咲ガニを食べるなら9月が狙い目」とのこと。

茹でる前の花咲カニはこんな色
茹で上がると見事な真紅に変身
花咲港
名称 花咲港/はなさきこう
所在地 北海道根室市花咲港
関連HP 根室市観光協会公式ホームページ
ドライブで 根室中標津空港から約80km
駐車場 200台/無料
問い合わせ 根室市商工観光課 TEL:0153-23-6111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

花咲岬(花咲灯台)

根室市の太平洋側にあるのが明治23年に初点灯した花咲灯台。花咲港(重要港湾)を見下ろす岬の上に建つ灯台は、「日本の灯台50選」にも選定されています。沖には馬が放牧されるモユルリ島、ユルリ島を眺望。遊歩道も整備され、北側の海岸線を眺望する展望

 

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