旧松前城本丸表御殿玄関

松前城の本丸にあって松前藩の政庁だったのが表御殿。表御殿は、明治維新後は明治8年に開校した松城小学校校舎として使用され、明治33年の新校舎建築にあたって撤去されました。表御殿の玄関部分のみ新築された小学校の正面玄関に再利用され、昭和57年に曳屋されて現在地で保存されています。

桃山時代の作風を残した江戸時代初期の門

松前家初代藩主・松前慶広がこの地に福山館(ふくやまだて)を築いたのは、1606(慶長11年)年のこと。
1637(寛永14)年、城中からの火災で、表御殿を含む建物を多く消失しましたが、1639(寛永16)年には修築されました。

その後、1849(嘉永2)年、長沼流兵学者・市川一学が新城を新築するにあたって、旧福山館本丸表御殿の建物は、そのまま新城に利用されたといわれています。

つまり、本丸表御殿の玄関部分は、江戸時代初めの雰囲気を残していることに。
京・伏見城の一部を移したものと伝えられ、唐破風の曲線や懸魚(げきよ)などに、桃山時代の作風を残しています。

旧松前城本丸表御殿玄関
名称旧松前城本丸表御殿玄関/きゅうまつまえじょうほんまるおもてごてんげんかん
所在地北海道松前郡松前町松城
関連HP松前町公式ホームページ
電車・バスでJR木古内駅から函館バス松前バスターミナル行きで1時間29分、松城下車、徒歩5分
ドライブで函館空港から約106km
駐車場50台/無料(さくらまつり期間は有料)
問い合わせ松前城・松前城資料館 TEL:0139-42-2216
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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