夫婦岩(厚岸町・末広海岸)

夫婦岩(厚岸町・末広海岸)

北海道厚岸郡厚岸町(あっけしちょう)、大黒島を眺めるピリカウタ展望台とチンベの鼻(あやめが原)の間にあるのが末広海岸(まびろかいがん)。その沖合にある大小ふたつの岩が夫婦岩(めおといわ)です。末広は「すえひろがり」と縁起も良く、初日の出は、岩の間から出るので、パワースポットにもなっています。

海岸部のしめ縄のある日本最北の夫婦岩

夫婦岩(厚岸町・末広海岸)
夏は霧に包まれることが多い厚岸の海岸線

ふたつの岩は、伊勢・二見浦の夫婦岩と同様に、しめ縄で結ばれ、末広海岸から見て右側の島には鳥居も建っています。
沖にある大黒島、小島を含む一帯は厚岸霧多布昆布森国定公園に指定され、訪れる旅人も少ない北海道でも屈指の秘境地帯です。

昆布漁時期に漁船が一斉に漁に向かう光景は圧巻。
6月上旬〜6月末までの日和のいいわずか数日間だけ棹前昆布(さおまえこんぶ)の漁が許され、夫婦岩周辺も漁場のため、450隻余の昆布漁船が一斉に目指す漁場へと向かうのです。
7月〜10月にはナガコンブやアツバコンブの漁もあり、早朝5:00に一斉にスタートしています。

末広海岸は、 嘉永3年4月11日(1850年5月22日)、オーストラリア・クラレンス(現・オーストラリア連邦タスマニア州クラレンス市)の捕鯨船イーモント号(イギリス船籍の287t、バーク型捕鯨船/2月にタスマニアのホバート港を出航)が末広海岸で遭難し、地元の人が乗組員32人を救助した場所。
昭和56年に遠藤雅子著『謎の異国船―眠っていた日豪交流のルーツを求めて』(文化出版局)で紹介されたことをきっかけに、昭和57年2月9日、厚岸町とクラレンス市が姉妹自治体縁組を締結しています。

夫婦岩(厚岸町・末広海岸)
名称 夫婦岩(厚岸町・末広海岸)/めおといわ(あっけしちょう・すいひろかいがん)
所在地 北海道厚岸郡厚岸町末広
関連HP 厚岸町公式ホームページ
ドライブで 釧路空港から約76km
問い合わせ 厚岸町観光商工課 TEL:0153-52-3131
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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