毎年9月第2土曜、石川県白山市の白峰・八坂神社で『白峰の放楽相撲(天領相撲)』が奉納されます。八坂神社の秋祭りに奉納される相撲で、本来「法楽」は、神仏に手向ける行事(神仏習合時代)を意味しますが、白峰地区では「放楽」の字を当てています。
行司は、木村、式守を名乗る
記録の上では明治32年の興行が最古のものですが、それ以前から行なわれていたことがわかります。
行司は経験を積んだ者が大相撲顔負けに木村、式守を名乗り、実力のある力士は「藤の森」、「松ヶ崎」、「細柳」、「岩の森」、「春風」。「大野森」などの四股名(しこな)を持つことが許され、「名取り」と呼ばれています。
相撲頭取の免許を許された「藤の森」を襲名する者は、代々力士の取りまとめ役兼興行責任者となっています。
ちなみに、白山市内では元来、平野部では7月の虫送り行事にあわせ、山間部では秋祭りにあわせて奉納相撲が盛んに行なわれていた土地柄です。
白峰の放楽相撲(天領相撲)|白山市 | |
開催日時 | 毎年9月第2土曜 |
所在地 | 石川県白山市白峰ロ165 |
場所 | 八坂神社境内 |
関連HP | 白山市公式ホームページ |
電車・バスで | 北陸鉄道石川線鶴来駅から加賀白山バス白峰温泉行きで1時間、終点下車 |
ドライブで | 北陸自動車道小松ICから約44km、福井北ICから約45km |
問い合わせ | 白山市文化財保護課 TEL:076-274-9579/FAX:076-274-9546 |
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